役員等 |
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連絡先 |
〒006-0041 札幌市手稲区金山1条3丁目11-10 青木 均 TEL:011-699-6879 |
「航空自衛隊千歳基地研修を実施」
北海道水交会は、令和6年8月28日(水)会員家族等35名が参加し、航空自衛隊千歳基地研修を実施した。連日の猛暑が続いていたが、当日はからりと晴れた秋風を感じるような、まさに大空を舞台とする航空自衛隊の研修日和であった。
基地到着ご最初に参加者のお目当てである政府専用機を擁する特別航空輸送隊に案内された。司令自ら案内いただき、今までに101カ国393回(R6.1.1現在)の寄港地を訪れたこと、任務飛行でのエピソード等、興味深いお話をいただいた。駐機中の機体はさすがに大きく、サミット等で各国専用機と並んでも見劣りしないのがうなずける。
案内いただいた隊員の方々が皆自信と誇りにあふれており、もう一つの航空自衛隊の第一線部隊の熱と意気を感じた。引き続き航空救難部隊へ案内され、航空救難の現状、装備品等の説明を受けた。昼食は部隊食を体験喫食させていただき、隊員の生活環境向上に努力されている糧食関係者の心使いを垣間見ることができた。
午後からは、まず警備犬の見学を実施し、犬も訓練すればこんなに任務をこなせるのだということを驚きとともに実感した。続いて飛行隊では現状説明の後、女性ファイターの案内でF15のコクピットに座らせていただき一同感激した。おりしも九州西方で中国機の領空侵犯があったばかりであり、対応に当たるファイターの緊張感が話の端々に感じられた。
最後は基地消防隊を見学し、24時間体制で不測の事態に備える、隊員たちの心意気を感じた。航空祭の準備で忙しい中、このように充実した研修を支援していただいた、基地の方々に感謝しつつ帰路に就いた。
少しいい話があった。今回でコロナ渦での中断をはさんで10回目の研修であったが、その間一貫してJRバスにお世話になり、運転手さんは自衛隊の大ファンである同じ方が担当しており、毎回その方の息子さんも参加していた。今回、会うなり「昨年息子が高校を卒業し、自衛隊に入りました。現在沖縄で勤務しております。」と聞かされた。この話を参加者に紹介し、皆で拍手をした。運転手さんの嬉しそうな潤んだ顔が印象的であった。(青木会長 記)
「令和6年度定期総会・講演会」
北海道水交会(会長:青木均)は、令和6年6月15日(土)、札幌市内のネストホテル札幌駅前にて、会員25名が参加して令和6年度定期総会を開催しました。
総会は、青木会長の「支部設立21年を迎えて、隊友会及び家族会との交流及び連携を強化した活動に関し、会員皆様への協力をお願いします。」との挨拶で開式して、新入会員の紹介の後、議長に森下氏(幹候37期生)が選出されて令和5年度活動実績及び決算・監査報告、令和6年度事業計画及び予算計画ならびに役員改選が満場一致で可決されました。
第2部の講演会では、日本安全保障研究所の矢野一樹上席研究員(幹候29期生)により「日本の新戦略と潜水艦」の演題で講演を頂きました。
講師は、潜水艦の特性について説明した上で、周辺国の軍事情勢に関して、近年の周辺国の諸活動、我が国の防衛政策(防衛3文書、予算)について解説され、最後に原子力を動力とする潜水艦の有効性について講演されました。
今回の講演は、年度活動方針に基づいて、水交会員に加えて札幌自衛隊家族会会員、隊友会会員、自衛官を志す高校生を招待しました。聴講者からは、「今後の防衛力整備を考える上で、核兵器と原子力潜水艦が国民に混同されている弊害について理解ができ、具体的でわかりやすかった。」など好評でした。
第3部の懇親会は、青木会長による「再会と会員の健康を祝す」あいさつに続いて、当会会員でもある中村裕之衆議院議員からもあいさつをいただいた後、来賓の武市札幌家族会副会長、岩重余市防備隊司令、白坂北方海上連絡官をご紹介のうえ、それぞれの方から一言頂きました。さらに本年4月に生起した鳥島東方のSH事故においていまだ家族のもとに帰っていない搭乗員に対する「献杯」でスタートしました。久々の再会や新たな出会いにおおいに話がはずみました。
会の締めは、佐藤副幹事長のサイドパイプで総員集合し、恒例の吉田生徒(海兵78期生)指揮による隊歌演習で、歌詞の一部“同じ兵学校”を”同じ水交会“に替えた「同期の桜」を合唱してお開きとなりました。
最後に青木会長より、「来年も元気にお会いすること」を誓って散会しました。
懇親会終了後、家族会の方から水交会に入会したいとの申し出があり、急遽、入会に関する説明する等、会勢拡大の機会を得ることができました。(野田幹事長記)
「海上自衛隊余市防備隊研修」
北海道水交会は、令和5年10月3日(火)、会員等37名が参加し海上自衛隊余市防備隊研修を実施しました。
令和5年度は、活動方針である他自衛隊協力団体との交流機会を作為し、従来は、会のみで計画していましたが、今回から会員に加えて、札幌地方隊友会(和田会長)及び札幌自衛隊家族会(森本会長)の各会の会員の参加をいただいて実施しました。
札幌駅北口0800に集合した参加者はJR北海道バス貸切りで出発、途中小樽駅にて、小樽市在住の会員をピックアップ、余市防備隊に到着しました。余防司令以下隊員の方々のお出迎え受け、司令による講話、海自概要説明及びミサイル艇の見学が実施され、海自に対する現状、ミサイル艇の運用状況等について認識を新たにしました。
特に、ミサイル艇の昨今の活動状況が紹介され、北の海での厳しい任務及び勤務環境の一端を垣間見ることができました。
その後、総員お目当ての海軍カレーの体験喫食、司令及び隊員の方が同席して下さり、日頃の勤務等について身近にお話を聞くことができました。さすがに洗練された海軍カレーの味は素晴らしく、おかわりをする者が続出しました。
火曜日にもかかわらず、献立の金カレーを火曜日に変更していただいた司令以下ご支援いただいた隊員の方々に感謝するとともに、北の海を護る隊員の強い使命感に頭が下がる思いでした。最後は隊員のお見送りを受け、「右帽振れ」でお別れいたしました。
午後は、余市町内の余市宇宙記念館「スペース童夢」を訪問しました。
「スペース童夢」は、日本人初の宇宙飛行士の毛利衛(余市町出身)さんの活躍を記念して建てられた記念館で、宇宙開発に関わる様々な展示物があり、中でも日本が独自で開発した宇宙実験棟「きぼう」の模型では、宇宙でのトイレやベッド、4カ国の宇宙食等、宇宙での「衣・食・住」を見聞し、最後に「2041年、宇宙エレベーター」余市湾から宇宙エレベーターに乗って宇宙に出発する夢の世界を迫力ある3D映像で体験することができました。
研修の最後に、小樽市にある「北海道ワイン」のワイナリーを見学しました。
ワイナリーは、この秋にリニューアルされたばかりで新築のにおいを超えて、時期的にもブドウの初収穫を終えた直後とあって、工場全体が甘い香りに包まれていました。ワイナリーでしか味わえない「ベビーワイン」(ぶどうを仕込んで5日目前後で発酵途中のワインになる前の段階のもの)は、アルコール度数も3%前後と低く、シュワッと微炭酸。ジュースを飲む感覚で楽しむことができました。また、ワインを試飲し、ほんのりとした余韻に包まれながら、札幌への帰路につきました。(野田幹事長記)
「令和5年度定期総会・講演会」
北海道水交会(会長:青木均)は、令和5年6月17日(土)、札幌市内のネストホテル札幌駅前にて、会員25名が参加し、令和5年度定期総会を開催しました。
総会は、青木会長の「支部設立20周年を迎えて、隊友会及び家族会との交流及び連携を強化していくとともに、活動をコロナ禍前の平常体制として、会員皆様の協力をお願いします。」との挨拶で開会し、新入会員の紹介の後、議長に山田氏(航学27期生)が選出され、令和4年度活動実績及び決算・監査報告、令和5年度の事業計画及び予算計画などの議案が満場一致で可決されました。
第2部の講演会では、支部設立20周年を記念して、大湊地方総監泉海将に「海上自衛隊の取り組み」の演題で講演を頂きました。
講師は、宗谷海峡から日本海、津軽海峡から太平洋へのルート等の重要性を説明されたのち、周辺国の諸活動、我が国の防衛政策(防衛3文書、予算)、これからの海上自衛隊の活動について、講演されました。講演終盤には、大湊地方隊の活動について、音声の入りのスライドでユーモアを交えて紹介いただきました。
今回の講演には、水交会会員のほか、年度活動方針に基づいて、特に子弟が海上自衛隊に在籍する札幌自衛隊家族会会員、隊友会会員等を招待しました。聴講された方々からは、「自分の住む北海道周辺での海上自衛隊の取り組みが具体的でわかりやすかった。」など好評をいただきました。
第3部の懇親会は、会長の「再会と会員の健康を祝す」といったあいさつの後、来賓を代表して泉総監から総会の無事終了と設立20周年のお祝い等ご挨拶をいただきました。
引き続き、当会会員でもある中村裕之衆議院議員並びに船橋利実参議院議員、北海道隊友会連合会会長、森本札幌家族会会長、三浦函館基地隊司令、岩重余市防備隊司令等の来賓のご紹介と併せて一言ずつご挨拶を頂きました。今回は収まりつつあるとはいえコロナを警戒しての開催であり、節度をもって小野寺副会長の「乾杯」でスタートしましたが、参会者の皆さんは久々の再会で大いに話がはずみました。
例年、会の締めは、吉田生徒(海兵78期生)の隊歌演習で締めるところでしたが、残念ながら今回はご出席がかないませんでした。しかしながら今回は飛び入りで、泉総監の指揮により、「同期の桜」の「同じ兵学校」を「同じ水交会」に替えて、隊歌演習を実施してお開きとなりました。
最後に青木会長より、来年も元気にお会いすることを誓って散会いたしました。
懇親会終了後、家族会の方が水交会に入会したいとのことで、急遽、入会に関しての説明をする等、会勢拡大の機会を得ることができました。 (野田幹事長記)
練習艦隊小樽入港歓迎行事等に参加
4月15日(土)練習艦隊司令官 今野泰樹海将補が率いる練習艦「かしま」(艦長:大谷三穂1佐)「はたかぜ」(艦長:池﨑裕之2佐)が、令和5年度近海練習航海部隊として、小樽港勝納埠頭に平成29年以来6年ぶりに寄港(4.15~4.17)しました。
入港時には、小樽自衛隊協力会、北海道水交会等の各支援団体、近傍の自衛隊指揮官等多くの来賓が乗員及び実習幹部を出迎えました。入港に先立ち早朝より余市防備隊(司令:岩重吉彦1佐)隊員が、入港支援作業にあたり、「かしま」「はたかぜ」の順で入港する姿を見ている来賓からは、乗員と岸壁支援員の作業を見て、「手際よく素晴らしい」との声が上がっていました。
歓迎行事では、自衛隊協力会会長 大川久美子氏から、「皆さんは『国の宝』です。小樽は、皆さんを大歓迎です。候補生学校卒業後、約1か月の厳しい訓練お疲れ様。この先の更なる訓練に向け、小樽には美味しい食べ物がたくさんありますので、召し上がり、おおいに英気を養ってください。」との歓迎挨拶で始まり、来賓紹介、花束贈呈と進み、最後に今野司令官から参列者に対する感謝の言葉とともに、江田島出港してから約1か月の練習航海の軌跡について、紹介をされました。また、「この数年間は、コロナ感染防止上できなかった各種訓練、行事、レセプション等を実施し、短い入港期間ですが、寄港地での研修、交流を通じて実習幹部としての必要な資質等を高めていきます。」と力強い挨拶があり、歓迎行事が終了しました。
歓迎行事後は、来賓等への特別公開が行われ、初めて「かしま」を見学する会員は、大興奮で、たくさんの思い出を焼き付け、大満足して見学を終了しました。
夕刻の小樽自衛隊協力会主催の歓迎会では、恒例で会員も楽しみにしている実習幹部による10秒間スピーチが行われ個々のキャラクターを反映したユニークなスピーチに大いに盛り上がりました。江田島卒業時に海上幕僚長から「船乗りは潮気だけでなくユーモアを培いなさい・・・と」訓示をいただいたとのことでしたが、ユーモアは、いち早く達成できているように見受けられました。
17日(月)出港見送りでは、みぞれ模様の寒い中、北海道水交会の熱と意気で航海の安全を祈り、帽振れでお送りしました。
令和4年度総会実施
北海道水交会は7月2日(土)、24名が参加(会長への委任状提出24名)し、令和4年度総会を実施した。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となり、久しぶりに元気に再会できたことに喜びもひとしおであった。
総会は中山会長のあいさつの後、引き続き令和3年度事業、決算報告、令和4年度の事業・予算計画、役員改正が全会一致で原案どおり承認された。また今回で職を退かれる中山会長に杉本理事長から感謝状が渡され、青木新会長に委嘱状が渡された。
第2部の講演会では、杉本理事長に「日本の安全保障上の問題点」の演題で講演を頂いた。
第30代海上幕僚長として勤務した経験、内閣府総合海洋政策本部参与としての経験を通じた広い視野からの分析は大変興味深いものであった。
また、韓国と日本の国民性を比較したアンケート結果で、次も日本に生まれたい82%、次は韓国に生まれたくない70%、に対し国のために戦うは日本11%、韓国42%と真逆の結果であったことから、海に囲まれ長く平和が続いた日本人の国防に対する意識の希薄さの説明には考えさせられるものがあった。
最後に国防力は「能力」×「意識」であり、危機管理意識を醸成する必要性について力説された。
第3部の懇親会は、会長のあいさつに引き続き、当会会員でもある衆議院議員 農林副大臣中村裕之先生代理の小坂秘書、和田札幌地方隊友会会長、木村北部方面連絡官等の来賓の紹介が行われ、収まりつつあるとはいえコロナ渦での開催であり、乾杯なしの基本黙食とすることでスタートした。
また、本懇親会では北海道水交会オリジナルのイエロー・レッドカードならずその中間の「ピンクカード」を作成して各テーブルに置き、感染対策上問題があればホテル、参加者相互に「ピンクです。」とお互いに注意喚起することを申し合わせた。幸い同カードを使う場面はなく、3年ぶりの再会に旧交を深め、話に花が咲いた。
最後は青木新会長から、参加者の一人一人の協力でとどこおりなく総会が進行できたことへの謝辞があり、来年も元気にお会いすることを誓って散会した。(山田副会長記)
陸上自衛隊上富良野駐屯地研修を実施
北海道水交会は、令和元年7月20日(土)会員家族等33名が参加し、陸上自衛隊上富良野駐屯地研修を実施した。
0715に札幌駅北口に集合した参加者はJR北海道バスの粋な配慮で準備して頂いた、日本ハムファイターズの専用バスで北海道の「へそ」上富良野を目指して一路北上
1000、陸上自衛隊上富良野駐屯地に到着、凛々しく整列した同駐屯地の“紫彩太鼓”の出迎えを受け、一同大感激した。広大な富良野平野の大地に響き渡るようなその演奏も素晴らしく、胸に響きわたるものであった。
まず最初に神園駐屯地司令のあいさつに引き続き、十勝岳連峰の雄大な景観をはじめ、四季折々の美しい自然と人情豊な地域の皆様に囲まれた同駐屯地は第2戦車連隊、第3地対艦ミサイル連隊、第4特科群、第14施設群を基幹とした19の部隊、約2000名の隊員が所在しており、相互に尊重し合って融和団結を維持していること、日頃から地域社会との共存共栄を掲げ、緊密に連携していること等のお話を頂いた。
続いて幹部食堂で部隊食による会食が行われたが、ランチョンマットや箸袋に嬉しい配慮がなされており、準備して下さった方々のお気持ちが本当に有り難たかった。
広報室長の説明の中で、東日本大震災等の大災害時は隊員の約半数の1000名が数カ月にわたって災害派遣に従事したが、被災者の方々から頂いた感謝の言葉や、多くの感謝の手紙が活力の源であること等のお話から隊員の皆様がいかに被災者に寄り添って任務を果たしてきたかが覗えた。
また参加者の中に自衛隊に興味を持っている高校生がおり、入隊間もない隊員と話をする機会を作為してくれたのはありがたかった。
ともあれ、駐屯地司令の素晴らしいプロトコルはもとより、広報室の方々、太鼓隊の方々、戦闘車の体験試乗の方々、演習後の整備をしている方々等の目が皆輝いており、指揮官の気持ち一つで隊員はこのように溌剌と勤務するものだということを肌で感じ、参加者一同本当に幸せな気持ちになった。駐屯地司令以下隊員の方々の見送りを受け、車窓から「左帽振れ」で同駐屯地を後にした。
次にバスで15分ほどの所に位置する日本画の最高峰である「後藤純男美術館」を見学した。はじめに行定名誉館長から後藤美術の概要、当地に同美術館が設立された経緯等の説明があった。展示されている日本画は本当に素晴らしく、筆舌に表現できないくらい感激した。いかに多方面の方々から賞賛されている画家であることがうなずけるものであった。
最後は、北海道の代表的な景観が楽しめる「美瑛の丘」を見学した。現地は時期的にもラベンダーが満開で観光の最盛期であり、多くの外国人を含む観光客でごった返しており、その景色にゆったりと浸るという雰囲気ではなかったが、「THE 北海道」という雄大さを味わうことはできた。
今回の研修は、我々の周りからだんだんと失われていくような気がしてならない、日本人の真心を再発見した旅でもあった・・・そんな余韻に浸りつつ札幌への帰路に就いた。(青木幹事長記)
令和元年度総会実施
北海道水交会は6月15日(土)、27名が参加(会長への委任状提出26名)し、令和元年度総会を実施した。
第1部、総会は中山会長のあいさつの後、新入会員の紹介、挨拶が行われた。今回は今年の統一地方選挙で再選され稚内市議会議長に就任されるとともに防衛関連団体で幅広く活躍されている岡本雄輔さんと昨年海上自衛隊を定年退官された佐藤博雅さんの2名が新たな仲間に加わった。
引き続き平成30年度事業、決算報告、令和元年度の事業・予算計画が全会一致で原案どおり承認された。
また、当会会員でこの度、文部科学政務官に就任された中村裕之衆議院議員も参加され、最新の中央政界で起こっていることを解説して頂くとともに、政界よもやま話をおもしろおかしくお話し頂いた。
最後に事務局のほうから、海上自衛隊で調理一筋に勤務されてきた東野さんが昨年「ゆうだち」勤務を最後に定年退官され、故郷の美瑛町夕張で海軍カレーのお店をオープンしたことが紹介された。
第2部の講演会では、遠路ボランティアで参加して頂いた元自衛艦隊司令官 松下泰士氏に、「護る海、繋ぐ海」の演題で講演を頂いた。
内容は、講師が海上自衛隊の第一線部隊指揮官としての勤務を通じて直面した事象が中心であり、大いに興味深いものであった。
特に中国が防空識別圏を拡大し、我が国の防空識別圏と交叉した事象に対する対応の中での駆け引きや判断、その対応が及ぼした成果についてお話しいただくともに、海洋国家としての守るべきもの、繋ぐべきものをわかりやすく解説して頂き、極めて有意義なものであった。
第3部の懇親会は、会長のあいさつに引き続き、白井札幌地方隊友会副会長、鈴木余市防備隊司令、石田北部方面連絡官等の来賓の紹介が行われ、小野寺副会長の乾杯の音頭でスタート
途中、恒例の豪華景品のビンゴが実施され、大いに盛り上がりを見せ、1等賞は薮崎さんが引き当てた。
総員、1年ぶりの再会に旧交を深め、話に花が咲いた。
宴もたけなわを迎えたところで、新入会員の佐藤博雅さんの美しい音色のサイドパイプで“総員集合”、元軍歌係 吉田さん(海兵78期)の号令で軍歌演習、“同じ水交会の庭に咲く”と声高々に同期の桜を歌い上げた。
最後は毛尾さん(海兵78期)の乾杯で締めくくり、来年も元気にお会いすることを誓って、散会した。
(青木幹事長記)
海上自衛隊余市防備隊研修を実施
北海道水交会は、平成30年9月22日(土)会員家族等43名が参加し、海上自衛隊余市防備隊研修を実施した。
折しも9月5日の台風21号の直撃及び甚大な被害とともに全道停電という未曽有の事態となった9月6日の「北海道胆振東部地震」の直後であり、まだその爪跡がいたるところに残された中での研修となった。当日は何とか雨は免れたものの、気温は15℃と初秋とはいえ、肌寒い曇天となった。
0800に札幌駅北口に集合した参加者はJR北海道バスの貸し切りで出発した。
余市への道中では、間もなく完成する小樽~余市間の高速道路工事の進捗状況を見ることができた。この道路が完成すれば、札幌~余市が1時間以内で結ばれるという。
余市防備隊研修に先駆け、余市宇宙記念館「スペース童夢」を見学した。
日本人初の宇宙飛行士である、余市出身の毛利衛さんの活躍を記念して建てられた記念館では、まず3Dシアターで模擬宇宙旅行を体験するとともに、宇宙開発に関わる様々な展示物があり、中でも日本が独自で開発した宇宙実験棟「きぼう」の模型では、宇宙でのトイレやベッド、4カ国の宇宙食等、宇宙での「衣・食・住」を見聞することができた。
1045、鈴木余防司令以下隊員の方々のお出迎え受け、余市防備隊に到着した。あいにくの荒天で体験航海は中止となったが、2組に分かれて余防司令による講話、海自概要説明及びミサイル艇の見学が実施され、海自に対する現状、ミサイル艇の運用状況等について認識を新たにした。特に、ミサイル艇の荒天航行の様子が生々しい映像で紹介され、北の海での厳しい勤務環境の一端を垣間見ることができた。
その後、総員お目当ての海軍カレーの体験喫食、余防の粋な配慮で各テーブルに隊の方々が同席して下さり、日頃の勤務等について身近にお話を聞くことができた。さすがに洗練された海軍カレーの味は素晴らしく、おかわりをする者が続出した。
3連休の初日にもかかわらず、司令以下ご支援いただいた隊員の方々に感謝するとともに、北の海を護る隊員の強い使命感に頭が下がる思いであった。最後は隊員のお見送りを受け、「右帽振れ」でお別れした。
午後は小樽運河の散策の予定であったが、雨が降ってきたため、予定を変更して「北海道ワイン」の工場見学を実施した。
タイミング的にも今年のブドウの初収穫を終えた直後とあってイベントが開催されており、工場全体が甘い香りに包まれていた。さすがにできたてのワインは美味しく、各種ワインを試飲し、ほんのりとした余韻に包まれながら、札幌への帰路についた。
(青木幹事長記)
平成30年度総会実施
北海道水交会は6月16日(土)、30名が参加(会長への委任状提出24名)し、平成30年度総会を実施した。
総会は中山会長のあいさつの後、引き続き平成29年度事業、決算報告、平成30年度の事業・予算計画、役員改正が全会一致で原案どおり承認された。
第2部の講演会では、海上幕僚監部のご配慮で厚生班長 大谷1佐の派遣を得て、「海上勤務雑感」の演題で講演を頂いた。 本講演に関しては、講師が海上自衛隊における女性の活躍の場を広げる上でのパイオニア的存在であることが、メディアでも取り上げられたこともあり、計画段階から男女共同参画に関心がある方々にも声をかけ、会員以外にも5名の方が聴講された。
艦艇勤務における数々の困難をご自身の努力と周りの理解で克服してこられた体験談は我々の知りえない世界であり、大いに興味深いものであった。
特に護衛艦艦長として一線部隊勤務を通じてのお話の中から、講師のてらいのない勤務姿勢と、海上自衛隊及び隊員に対する深い思いが伝わってきて、頭が下がる思いであった。
後日、ある会社の札幌支社長(当社では女性初)から次のメールを頂いた。“業種は全く違えども、どこか共通する思いを感じた次第です。まだまだ頑張らねばというエネルギーを頂きました。本当にありがとうございました。”
第3部の懇親会は、会長のあいさつに引き続き、当会会員でもある衆議院議員 中村裕之先生の御挨拶を頂いたのち、加藤札幌地方隊友会副会長、三上余市防備隊司令、木村北部方面連絡官等の来賓の紹介が行われ、小野寺副会長の乾杯の音頭でスタート。途中、恒例の豪華景品のあみだくじが実施され、大いに盛り上がりを見せ、1等賞は佐藤知美会員が引き当てた。
総員、1年ぶりの再会に旧交を深め、話に花が咲いた。
特に本年、卒寿を迎える5名の海軍兵学校78期出身の方々も変わらず元気に参加頂いた。
宴もたけなわを迎えたところで、元軍歌係 吉田さん(海兵78期)の号令で軍歌演習、“同じ水交会の庭に咲く”と声高々に同期の桜を歌い上げた。
最後は中村顧問(海兵75期)の乾杯で締めくくり、来年も元気にお会いすることを誓って、散会した。
(青木幹事長記)
航空自衛隊当別分屯基地研修を実施
北海道水交会は、平成29年7月22日(土)会員家族等31名が参加し、航空自衛隊当別分屯地研修を実施した。
折しも全国的な豪雨で、特に九州北部では未曽有の大災害があった直後であり、北海道も時折強い雨に見舞われたが、当日は何とか雨は免れ、低い雲の立ちはだかる曇天となった。0730に札幌駅北口に集合した参加者はJR北海道バスの貸し切りで出発した。
基地の山麓からはおそらく観光バスとしては初めての経験であろう、曲がりくねった狭く急な坂道を登ること約3km、標高341.6mの霧に埋もれた当別分屯基地に到着した。こんな山中によくこんな基地が建設できたと思えるような場所であった。基地側の説明によると、平均して年間の約70%の250日は霧の中、雷も年間の約1/4の95日、平均積雪量は約2m、多い時は3m以上にも達するとのこと。
同基地では最初に航空自衛隊の任務、活動状況に関するビデオを鑑賞し、次に第45警戒群司令 木村1佐のお話を頂いた。中でも近年、緊急発進(スクランブル)の回数が激増し年間1000件以上にも達し、そのうち約800回は沖縄に集中し、新たに沖縄に航空団が新編されたこと、また司令ご自身の第一線の戦闘機パイロットとしてのさまざまな経験や、寸断も許されない警戒管制の態勢のお話を通じ、過酷な勤務環境の中、日本の空を護るための空自隊員の現状を再認識した。
その後基地で準備して頂いた車両に乗り換え、さらに80m山を登り、山頂のレーダー施設等を見学した。あいにく雲に覆われて何も見えなかったが、このようにして全国のレーダー網が日本の空を24時間態勢でにらみ続けていることを肌で感ずることができた。
休日にもかかわらず、司令以下ご支援いただいた隊員の方々に感謝するとともに、我々が接することの多い海自隊員も決して負けてはいないが、日本の空を護る空自隊員の強い使命感に頭が下がる思いであった。最後は基地隊員のお見送りを受け、「左帽振れ」でお別れした。
午後は所を変え、北海道開拓史の縮図ともいえる、三笠鉄道記念館を見学した。北海道の開拓は収監された人たちの力のよるところが大きく、月形収監所の道央への農地開拓、空知収監所の鉄道建設及び豊富で良質な炭鉱開発は大きな2本柱であった。中でも、横浜~新橋、大阪~神戸に次ぐ日本で3番目に建設された幌内~小樽間の鉄道は石炭輸送の大動脈として北海道の発展を支える大きな礎となった。
記念館ではまず始めに今は廃線となった幌内線の跡地で観光用に運行されているSLに試乗した。汽笛の音や石炭の匂い、ボッボッボッという音とともに進むSLの逞しさは永遠に不滅であるという感がする。
また、記念館に展示されている鉄道輸送が隆盛を誇っていた時代のさまざまな記録や展示物は本当になつかしいものばかりで、まさに昭和の歴史そのものという感じであった。
エネルギー事情や輸送システムの変遷からローカル線は次々に姿を消していったが、日本全国に網の目のごとく張り巡らされ一世を風びした鉄道は、我が国の発展を支えてくれた主役であったことを強く感じた。
現地に今も残る炭鉱の跡地や廃屋の住居群等に、当時の繁栄を偲ぶとともに、少しの哀愁を感じつつ札幌へ帰路についた。
(青木幹事長記)
平成29年度総会実施
北海道水交会は6月17日(土)、30名が参加(会長への委任状提出24名)し、平成29年度総会を実施した。
総会は中山会長のあいさつの後、新入会員3名の紹介が行われ、引き続き平成28年度事業、決算報告、平成29年度の事業・予算計画が全会一致で原案どおり承認された。
第2部の講演会では、中西大湊地方総監のご配慮で森田幕僚長の派遣を得て、「周辺国の情勢」の演題で講演を頂いた。気さくなお人柄はもとより、現職自衛官として実際に対峙している周辺諸国の諸問題に関する解説等、幅広い洞察に基づくお話は、大変貴重なものであった。
特に対潜哨戒機のパイロットとしての一線部隊勤務を通じての体験談は、我々が知り得ない貴重なお 話であり、大いに興味深く極めて有意義なものであった。
第3部の懇親会は、最初に若月札幌地方隊友会会長、篠村札幌地方協力本部長、三上余市防備隊司令、木村北部方面連絡官等の来賓の紹介が行われ、引き続き小野寺副会長の乾杯の音頭でスタート
途中、豪華景品のあみだくじが実施され、大い盛り上がりを見せ、1等賞は篠村地本本部長が引き当てた。
総員、1年ぶりの再会に旧交を深め、話に花が咲いた。
特に本年も元気に参加頂いた6名の海軍兵学校78期出身の方々にとって、今回が80才代最後の年となった。いまだに先の大戦にこだわる国がある中、この年代の方々が戦後の激動期から現代にいたるまで、いち早く日本の将来を見据え、しっかり方向性を定めて、日本を導いてこられたおかげで、世界から信頼される今の日本があることは誰もが認める、ゆるぎない事実である。
最後に海兵78期の方々にご起立頂き、森田幕僚長から大先輩に対する敬意と、良き伝統はしっかり海上自衛隊に引き継いでいる旨のお言葉がかけられた。
最後は薮崎さん(海兵78期)の乾杯で締めくくり、来年も元気にお会いすることを誓って、散会した。
(青木幹事長記)
旭川方面研修を実施
北海道水交会は、平成28年10月8日(土)、会員家族等31名が参加し、旭川方面研修を実施した。
北海道はこのところ朝夕めっきり冷え込み、ストーブが欲しくなるような季節となった。0730に札幌駅北口に集合した参加者はJR北海道バスの貸し切りで、一路道央道を北上した。
まず最初に陸上自衛隊が監理する「北鎮記念館」を見学した。屯田兵による道央地区の開拓の歴史から始まって、旧陸軍第7師団の歴史、そして現在の陸上自衛隊第2師団の活動状況等を担当の方の流暢な案内で学ぶことができた。特に最初にイラクに派遣されたのは同師団の部隊であり、旭川駅前に市民の方々が無事な帰還を祈って「黄色いハンカチ」が掲げられたという話には、感銘深いものを感じた。
次に、我が国最北の動物園でありながら、常にトップクラスの入園者数を誇る「旭山動物園」を見学した。さすがに当日も、園内は外国人観光客も含め、多くの入場者でにぎわっていた。
「旭山動物園・・・ペンギンが飛んだ」のドラマで紹介されたように、かっては廃園寸前であった動物園が、“伝えるのは、命の輝き”のコンセプトのもと奇跡の復活を成し遂げたのは有名な話であり、各企業の社員教育などでも巾広く教材として取り扱われているとのことである。
園内では日本の技術の粋を集めた水槽により、ペンギン、あざらし、北極熊、かば等の水中での動きが見ることができた。また、キリンの目線で観察したり、オランウータンの綱渡り等、各動物にとって生態系に近い環境を整備しており、躍動感あふれる姿を見ることができた。今まで動物園は動物が展示されているというイメージであったが、当動物園はそれぞれの季節に合わせた、まさに動物たちの“命”を感じるものがあった。
最後は340年の伝統を受け継いでいる、老舗である「男山酒造」を見学した。
日本で最多、1977年より「海外の酒類コンクール」での金賞を連続受賞しているとのことで、材料、水を厳選した酒造りは伝統の重みを感ずるものであった。
また、海外の人達に合わせた味の研究等も興味深いものであった。
お待ちかねの試飲コーナーでは、それぞれの味を飲み比べすることができ、ほんのりといい気分で帰路に就いた。(青木幹事長記)
平成28年度総会実施
北海道水交会は6月26日(日)、32名が参加(会長への委任状提出30名)し、平成28年度総会を実施した。
総会は桑原会長のあいさつの後、平成27年度事業、決算報告、平成28年度の事業・予算計画が全会一致で原案どおり承認された。
また役員改正では平成14年に北海道水交会創設以来、幹事長、会長として充実発展に尽力された桑原会長が勇退し、新会長として中山武氏(幹候18期)が選出された。
桑原前会長には創設から現在までの功績に対して、理事長からの感謝状が贈呈された。
第2部の講演会では、本部からお越しいただいた赤星専務理事が、「国を守る」の演題で講演された。気さくなお人柄はもとより、幅広く豊富な経験に基づくお話は、大いに感銘を受けるものであった。
特に海幕長時代から今日に至る、中国との交流の変遷に関するお話は我々が知り得ない貴重な話であり、大いに興味深く極めて有意義なものであった。
第3部の懇親会は、最初に札幌地方隊友会若月会長、吉田余市防備隊司令等の来賓の紹介が行われ、引き続き今回の役員改選で選出された小野寺副会長の音頭で恒例である「ヨーソロ」の乾杯でスタート。
最初に登場した特別出演のクラリネット4重奏「44カルテット」の女性たちが奏でる、軽快かつ爽やかなメロディーは聞いていて気持ちがよく、大いに盛り上がりを見せた。
総員、1年ぶりの再会に旧交を深め、最後はN・ブリーズ(北部方面総監部協力会)から参加頂いた船越さんの乾杯で締めくくり、来年も元気にお会いすることを誓って、散会した。 (青木幹事長記)
齋藤理事長の自衛隊小樽協力会での講演会
北海道水交会は10月27日(火)小樽市で実施された齋藤理事長の講演会を支援した。
これは、本年6月に実施された北海道水交会の総会時に理事長の講話を聴いた、当会会員である大川久美子さんが、自ら小樽市を中心に主宰している「自衛隊を学ぶ女性の会(会員60名)」でもこの話を聞かせたいということで理事長に申し出、快諾を得て計画の運びとなったものである。 企画に際しては、せっかくの機会であるということで小樽商工会議所が中心となり、自衛隊小樽協力会からも希望者を募り、平日にもかかわらず約60名の方々が参加しての開催となった。
当日は参加者の2/3が女性という華やかな雰囲気の中、「日本を守る〝現場の目から〟」というテーマで、まさにホットな話題である集団的自衛権、東シナ海問題、南シナ海問題を中心に豊富な経験、高い見識に基づく解説とともに、時折ユニークなアドリブも交えた参加者の目線に合わせた分かりやすいお話は聴衆の関心を大いに誘うものであった。最後の質疑では、先の法案成立が自衛官募集へ及ぼした影響への質問がなされる等最近の防衛問題に関する意識の変化を垣間見ることができた。
終了後場所を変えて、「齋藤理事長を囲む会」が、講話に参加できなかった方々も含め大盛況の中で実施された。会は乾杯のあいさつに立った北海道水交会会員でもある同区選出の中村裕之衆議院議員の「懇親会では理事長は女性軍にお預けしましょう。」という発案で、理事長が女性軍の席を巡回し講演会で聞き足らなかった質問や、裏話等を聞く場に早変わり、これには女性軍も大喜び、日頃聞けない貴重な話に大いに盛上った。
本行事が成功裏に終了した背景には、ご多用中の中ボランティアで遠路駆けつけて頂いた理事長のご高配はもとより、防衛意識高揚のために平素から情熱をささげている大川久美子会員のてらいのない真摯な活動によるところ大であり、支援にあたった会員も充実感を実感しつつ海運の歴史の街小樽を後にした。 (青木幹事長記)
航空自衛隊千歳基地研修を実施
北海道水交会は、平成27年10月5日(月)会員家族等40名が参加し、航空自衛隊千歳基地研修を実施した。
当日は、前日までの記録的な爆弾低気圧による爪跡があちこちに残った荒天とは打って変わったような青空が広がり、まさに大空を舞台とする航空自衛隊の研修日和であった。07:30に札幌駅北口に集合した参加者はJR北海道バスが粋な計らいで準備してくれた「コンサドーレ札幌号(札幌のサッカーチームの専属バス)」で一路千歳に向け道央道を南下した。
千歳基地では、まず広報室長から、北の第一線部隊の使命、活動状況等についてブリーフィングがあった。つづいて救難航空隊では北海道防災ヘリやドクターヘリが行動できない荒天候や夜間の過酷な条件下における救難、救命救急の最後の砦として活躍している隊員のプライドを肌で感じた。また、戦闘航空団では実機の前で説明してくれた若いパイロットのさわやかな笑顔の奥に秘めた9G(9倍の重力)の世界で体力の限界に挑戦するイーグルファイターの実情を初めて知った。特に「体が限界の時、少し操縦桿を緩めれば楽にはなるが、そうすると負けるじゃないですか……〝日本をなめるなよ〟という気持ちでやっております。」と言い切った彼らの言葉から、日本の空を守る強い使命感が伝わってきた。 参加者のお目当てであった政府専用機の研修は国連総会、ジャマイカ歴訪から帰国直後の特別整備中で叶わなかったが、比較的海上自衛隊に触れる機会の多い当会にあって、部隊は海、空と違えども日本を守るという信念は不偏であるという強い使命感に頼もしさを感じつつ同基地を後にした。
午後は我が国最大級の淡水水族館である「千歳水族館」でまるで支笏湖に潜ったような錯覚に陥る美しさと、鮭の回帰の神秘に触れることができた。 次に岩塚製果の工場見学を実施し、人気テレビ番組〝すごいですね日本視察団〟で紹介されているような我が国の製造技術、品質管理、衛生管理等を実地に研修し、改めて我が国の高い技術力を再認識した。最後は同工場で皆に配られた、人気商品である「ふわっと えび味」の食感を堪能しつつ帰路に就いた。 (青木幹事長記)