呉水交会

役員等

会   長  佐々木 孝 宣
副 会 長  佐 藤 正 志
副 会 長  松 原  進 
幹 事 長  佐 藤 正 志
副幹事長 木 津 忠 則
事務局長 木 津 忠 則

連絡先

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呉市幸町6-15

呉水交会事務所

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呉水交会第72回掃海殉職者追悼式に参列

 呉水交会(会長佐々木孝宣 521名)は、5月27日(土)呉地方総監部主催の第72回掃海殉職者追悼式に参列した。
 呉水交会は、先の大戦において我が国周辺に敷設された日米両国の機雷を戦後の処理業務等に従事中に殉職された79名の掃海殉職隊員の偉業を永久に讃えるという事業を解散した航啓会から引き継いでおり、例年であれば追悼式前日に中型マイクロバスで会員約25名が四国に進出、適宜の研修を実施、地元の会員とともに夕方の高松港での艦上レセプションから翌日の昼食会までの掃海殉職者追悼式およびその関連行事に参加し、終了後、クレイ帰投するという流れであった。
 しかしながら、コロナ禍においては、掃海殉職者追悼式は、第69回は呉監のみ、第70回は呉監、掃海隊群の限られた参加者により実施され、ご遺族その他呉水交会をはじめとする招待者等の参加は見送られてきた。
 第71回は、掃海殉職者追悼式だけは2年ぶりに実施されたが、艦上レセプション、昼食会等の実施は見送られ、招待者は香川県に限るというものであった。
 そして今回は、昼食会がご遺族と部隊指揮官等の少人数で実施されたほかは、やっとほぼ従来の形で実施された。呉水交会としては、従来通りの感化を検討してきたが、3年ぶりの再会であり計画がなかなか決定されず、今年も有志15名が各自に参加することとなった。
 5月27日(土)、掃海殉職者追悼式前に金毘羅宮高橋由一記念館で実施されたご遺族との懇談では、海上自衛隊側から呉地方総監伊藤弘海将、海幕副長真殿知彦海将および掃海隊群司令金刺基幸海将補、ご遺族(4家族10名)、呉水交会から佐々木会長、木津副幹事長および住田担当常務幹事が出席し、呉水交会として初対面である海上自衛隊側とご遺族との間を取り持ち、追悼式に臨むに当たり両社に良好な関係を構築することに尽力した。
 懇談参加者は、ご遺族をエスコートする伊藤呉地方総監を先頭に金毘羅軍高橋由一記念館から参道を下り、左に折れ、吉田茂首相が揮毫された掃海殉職者顕彰碑前に準備された会場の席につき第72回掃海殉職者追悼式が開催された。
 本追悼式は、掃海殉職者顕彰碑が建立された昭和27年以来毎年5月末に挙行されており、今年もご遺族4家族10名、地元選出国会議員6名、慰霊碑建立発起人の地方自治体の長、海上幕僚副長をはじめとする自衛隊関係者、海上保安大学校副校長等海上保安庁関係者等の多数の来賓や呉水交会会員、海自掃海OB、隊員約150名が参列する中で厳かに執行された。
 追悼の辞は金刺掃海隊群司令が掃海殉職者に対する思いや今後の顕彰継続の重要性について述べられた。参列の各国会議員、香川県知事(危機管理総局長代読)琴平町長(副町長代読)の追悼の詞の次に佐々木呉水交会会長が呉水交会を代表して、航路、港湾の危険かつ困難な掃海業務に従事して壮烈な殉職を遂げられた79柱の御霊を祭る慰霊碑を前に追悼の詞を述べ、最後に「今後も我が呉水交会がその偉業を称え、御霊の慰霊顕彰に努めていくことを固くお誓い申し上げます。」と結んだ。
 海上自衛隊員夏礼装の純白と金毘羅宮境内にそびえる木々の新緑が見事に調和した情景のもと、時折吹き抜けるそよ風に心地よさを感じる中、儀仗隊による弔銃発射音が境内に響きわたり、参列者による献花、呉音楽隊による追悼の調べが流れ、掃海殉職者を追悼するにふさわしい厳かな式典を盛り上げた。
掃海殉職者顕彰碑の前での記念撮影後、佐々会会長は昼食会に参加し、昼食会をもって第72回追悼式は無事終了し、参加いただいたご遺族と来年の再会を誓い、各自帰路についた。
                  (文:住田常務幹事 写真:大倉幹事)

呉水交会令和5年度「海軍祭」開催

 呉水交会(会長佐々木孝宣)5月14日新緑薫広島城内の広島護国神社において海軍祭を開催し た。 昭和37年5月27日、旧広島水交会が初めて斎行以来、63回目の開催となる。 今年は新型コロナウイルス5類移行に伴い、4年振りに祭事、講演会及び懇親会のフルバージョンの開催となった。 参加者は会員45名であった。
午前10時30分、本殿前において呉水交会員の手より粛々と軍艦旗が掲揚された。 張り詰めた空気のなか、揚がる軍艦旗に参拝中の市民や外国人が神妙な面持ちで見入っていた。
 引き続き本殿において「祝詞奉上」(118年前の日本海海戦の様子を語り、 これからも国の礎はゆるぐことなく栄えさせ給えとの趣旨)「巫女舞」(香淳皇太后の御詠歌を振り付けした巫女の舞は、国に殉じた海軍将兵の慰霊と往時の功を偲ばせる優雅なもおあった)「玉串奉奠」等の祭事が厳粛に執り行われた。
 祭事後、参集殿に場所を移し、自衛隊広島地方協力本部長柿内敦志1等海佐を講師に迎え講演会を実施した。
「広島地本長雑感~海上要員の確保に向けて~」と題し、隊員の確保について、自衛官の募集は年々厳しくなっており、特に海上自衛官の入隊者が激減している現状等の説明があった。 OBとして何とか協力したいもの、協力できる手段は何かを考えさせられた。 
  なお、最近の入隊動機として、陸自希望者は「災害派遣で貢献したい。」 のに対し、海自希望者は、「近親者が自衛官で海が好きであり海上防衛に貢献したい。」 との回答が顕著であるとの紹介があった。
 講演会に引き続き、参加会員待望の懇親会に移行。 叙勲受賞のため祭事後東京に移動した佐々木会長に代わり佐藤副会長があいさつし、勝山顧問の献杯(神事御下がりのお神酒使用により乾杯を献杯と発声)により静かにスタートした懇親会も時を置かず熱き海の男たちにより盛り上がった。 宮司差し入れの加藤友三郎も愛飲した清酒「蓬莱鶴」及び松本常務幹事が持参した鹿屋の芋焼酎「元帥 東郷平八郎」(18年前の日本海海戦100周年 鹿児島水交会の企画酒)は瞬く間に空いてしまい、海上武人いまだ健在なりの心意気を感じた。
 恒例の軍歌演習は、コロナの制限は解除されたとはいえ、神社内の放歌高吟は控えることとし中止した。 来年は軍歌演習も再開されることを期待する。 以上、「ぶんた~い・・・とまれ。」
    

有志会員呉教育隊始業式見学

呉水交会(会長佐々木孝宣 会員521名れいわ)は、有志会員を中心に7月3日(月)呉教育隊の第27期自衛官候補生課程の修業式及び第381期練習員課程の始業式を見学した。
呉水交会は、会員の約3割に当たる147名が有志会員(海上自衛隊出身者以外の会員)であり、日頃、海上自衛隊に接する機会の少ない有志会員に対し、海上自衛隊への認知度向上の機会を模索していたところ、呉教ホームページにおいて始業式見学の広報行事の開催を知り、今回の見学となった。
有志会員9名(内女性会員4名)を中心とした参加者12名は、1020に会場の呉教体育館に集合し、呉音楽隊による事前演奏を楽しんだ後、式典を見学した。
1100開式、国歌斉唱、呉教育隊司令斎藤浩司1等海佐から自衛官候補生課程修業の申し渡しがあり、呉地方総監伊藤弘海将から海上自衛官への任命が言い渡された。 引き続き、2等海士に任官したばかりの58名総員が「・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを誓います。」と力強く堂々と「服務の宣誓」を行い、家族や一般見学の参加者は、深い感銘を受けた。
最後に、呉教育隊司令から練習員課程学生への任命が行われ、式典は終了した。
式典終了後、伊藤呉地方総監から参加家族や一般の式典見学者に対し、謝辞があり、厳しい募集状況等、海上自衛隊の現状に関するお話も聞くことができた。
その後、本広報行事のもう一つの目玉である有料体験喫食が行われた。
清潔で広々とした隊員食堂に案内された参加者は、隊員が日頃行っている配色手順に従ってレーンを進み、副菜や牛乳をいただき、本日のメニューである「呉教夏野菜カレー」を堪能した。 自衛隊の隊内で食事ができたことに満足した有志会員の表情が印象的であった。
午後は、希望者に対し、呉教育隊及び呉地方総監部の施設見学並びに呉港内体験クルーズも実施された。
(文:木津副幹事長兼事務局長、写真:内海常務幹事・内野静香会員)

呉・江田島地区「春の集い」に参加
 会費徴収等の一部支援も実施

 4月8日(土)海上自衛隊第一術科学校及び幹部候補生学校主催の春季広報行事「春の集い」が校内の水交館庭園において、翌4月9日(日)呉地方総監主催の「春の集い」が呉教育隊で行われ、呉水交会からも佐々木会長以下多数の会員が参加した。


 なお、両行事とも会費制への移行に伴い、会費の管理維持の後援について協定を締結している呉水交会が、会費徴収等の支援を行った。
 両日とも快晴、桜の花もまだ十分残っており、絶好の「春の集い」となった。

(文:木津副幹事長 写真:大倉幹事)

3年ぶりに新年互礼会開催

 呉水交会(会長:佐々木孝宜 会員521名)は、1月22日(日)呉阪急ホテルにおいて、呉隊友会との共催による合同新年互礼会を開催した。互礼会は、令和2年に実施したのを最後に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が余儀なくされていたが、今回は3年ぶりの実施となった。寺田稔衆議院議員、新原芳明呉市長及び伊藤弘呉地方総監をはじめとする来賓多数をお招きし、呉水交会・呉隊友会両会員を中心に125名が参加した。
 佐々木会長の挨拶に引き続き、来賓あいさつにおいて寺田議員から「防衛力の物的・人的充実を図る重要な年であり、明日から始まる通常国会において、三文書改訂に盛り込まれていない課題も含めて実現に向けて努力していきたい。」、新原呉市長から「素晴らしい四つの旗(国旗、自衛艦旗、呉水交会旗)に頭を下げるとワクワクする。自衛隊は呉市の大切な一員であり、市が重厚な街になっていくよう諸課題を解決していきたい。」、また伊藤呉総監からは「防衛力強化の方向性を具現化し、国民の期待にしっかりと応えるようにしなければならない。」との決意表明がなされた。
 北川一清呉市議会議長の乾杯により懇談に移った。アクリルボード越し・マスク着用での会話にもすっかり慣れ、声のトーンは控えめだが久しぶりの会員同士の歓談が活発に行われた。
 呉隊友会の豊澤幸徳会長の中締めにより、会は終始和やかな雰囲気の中、終了した。
         (文:深谷常務幹事 写真:大倉幹事)

呉水交会 幹事会・講演会を開催

 呉水交会(会長:佐々木孝宜 会員522名)は、12月3日(土)呉阪急ホテルにおいて、大2回幹事会、練習艦隊司令官による講演会及び懇親会を開催した。
1 幹事会
 会長以下役員33名の参加により、令和5年度の事業計画、一般会計中間報等を審議した。会議終了後、呉水交会初の女性役員甲斐素女幹事の自己紹介があった。昭和59年10月婦人自衛官として横須賀教育隊に入隊されたとのこと。入隊の際、生まれて初めて飛行機に乗って出雲から横須賀に向かったエピソード等を織り交ぜながら女性初の役員として呉水交会に貢献したい旨の決意表明があった。
2 講演会
 幹事会終了後、練習艦隊司令官小牟田秀覚海将補から「令和4年度遠洋練習航海を終えて」という演題で本年度の西回り世界一周の遠洋航海についての講話を拝聴した。

参加者は90名であった。コロナ禍の制限はあるものの各寄港地において、寄港地行事や上陸の機会を設け、実習幹部の国際感覚の涵養に努めたことや、諸訓練立案から実施まですべてを実習幹部にまかせる「ENSINGN DAY」を5回計画したところ、大1回目に演芸会を企画してきたことには、ひっくり返る程驚いたが、自由に計画せよ。と命じた手前そのまま実行させたこと等、ユーモアを交えながら今年度の遠洋練習航海の概要を紹介された。
3 懇親会
 講演の後、小牟田練習艦隊司令官を囲んで懇親会を開催した。参加者は62名であった。開会冒頭、来賓の新原芳明呉市長から日ごろの呉市に対する水交会の支援活動について謝意を含む挨拶があった。乾杯は講師の小牟田司令官にお願いした。
司令官は講演よりも乾杯の挨拶の方が笑いを取れると場を和ませた。各テーブルともアクリル板が設置された状況下、会話時は「マスク着用」、飲食時に「マスクを外して」とコロナ禍における懇親の場の有り様も定着してきた。呉氏防衛議員連盟会長神田隆彦呉市議会議員の中締めにより、会は終始和やかな雰囲気の中、終了した。
(文:木津副幹事長兼事務局長 写真:大倉幹事)