役員等 | 会 長 眞木 信政 副会長 淵之上 英寿 副会長 古賀 健詔 副会長 星 清一 幹事長 益田 徹也 |
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湘南水交会会長の交代
令和3年5月25日水交会本部(渋谷区神宮前)において、杉本正彦水交会理事長から湘南水交会の山本高英前会長に対し感謝状贈呈と中田芳基前副会長に対する会長の委嘱が執り行われた。
湘南水交会では、5月24日に「令和3年湘南水交会総会・防衛講演会」を予定していた。本来であれば、総会の場において感謝状贈呈と会長委嘱が行われ、会員に対して会長交代が周知される機会となる。折しも首都圏において発令中であった緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が延長されたことを踏まえ、総会等が2年連続で取り止めとなったことから今回のような手交となった。
中田新会長(幹候31期、回転翼航空機部隊指揮官、情報分野職等を歴任)は、「コロナ禍の困難な時期であるが湘南水交会の良き伝統を継承し少しでも発展できるよう努めたい。」と抱負を語った。
なお、支部総会での議決を要する令和3年度役員(案)については事前の郵送により過半数の賛成が得られれていることを申し添える。 (畠野広報担当幹事 記)
神雷部隊慰霊祭を挙行
令和3年3月21日(日)13時から北鎌倉建長寺内正統院において、湘南水交会主催により神雷部隊慰霊祭が執り行われた。
本年は、1月7日に首都圏の1都3県に発令された新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が、当初の期限から再延長され、結果的に慰霊祭当日の3月21日で全面解除されることになったものの、感染者の微増や、変異種の相次ぐ発見など予断を許さない状況下での対応を強いられた。
一方、本年度は終戦75周年となることから、神雷部隊及び湘南水交会にとっても大きな節目の年になる。このため、昨年に引き続き”中止”とすることには、会員のみならず神雷部隊関係者及び参列希望者にも大きな抵抗感があると推察された。このため、状況の顕著な好転はないことを前提として、当会主催の慰霊祭が「クラスター」になることは絶対に阻止することが肝要として準備することとなった。
そこで本年の慰霊祭については、湘南水交会の代表者のみにより実施し、神雷部隊関係者、毎年参列頂いている有志の方々及び湘南水交会役員には各居所において、開始時刻に合わせて遥拝をお願いすることにした。
当日は、風雨の極めて強い文字通り「春の嵐」のなか、湘南水交会から山本高英会長以下3名と、望外のことではあったが、開始時刻に合わせて来られた竹下邦雄神雷隊元隊員及び同行者の2名が参列した。参列者は「神雷戦士の碑」の清掃を行った後、献花、焼香及び拝礼を実施し、戦没者を慰霊するとともに我が国の平和と安定を祈り慰霊祭を終えた。
その後、正統院の雪(すずき)住職にご挨拶をしたところ、「来年こそは”普段通りの”慰霊祭を是非実施したい」旨を述べられ、参加者一同「普通の日々」のありがたさを痛感した。(安藤企画総括幹事 記)
護衛艦「おおなみ」帰国行事に参加
令和2年11月24日(火)、横須賀基地逸見海岸において、ソマリア沖アデン湾における海賊対処行動水上部隊(護衛艦「おおなみ」)の帰国行事が行われ、湘南水交会から中田副会長が参加した。
護衛艦「おおなみ」は、艦長 石寺隆彦2等海佐以下約220名の隊員が、新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発令される最中の4月に出国し、洋上にてPCR検査及び2週間待機ののちアデン湾に向かい、船舶護衛7回を含む延べ約130日の海賊対処行動に従事するとともに、これまでの累計で4000隻の船舶を安全に護衛する記録達成に貢献しつつ、一人の新型コロナ感染者も出すことなく任務を完遂し、新型コロナの第3波の最中、帰国した。その間、補給は実施するも、乗員の上陸はなく、厳しい環境下での任務であった。
帰国行事は、関係者及び限定された招待者のみで、乗員家族にも出迎えを遠慮頂いた中ではあったが、護衛艦「おおなみ」艦長の帰国報告、防衛大臣訓示(杉本横須賀地方総監代読)、湯浅自衛艦隊司令官訓示、及び来賓紹介が済々と行われ、任務の完遂と全員無事の帰国を祝った。 (中田副会長 記)
護衛艦「むらさめ」出国行事に参加
令和2年8月30日(日)横須賀地方総監部逸見岸壁において、派遣情報収集活動に従事する護衛艦「むらさめ」の出国行事が行われ、湘南水交会から山本高英会長が参加した。
派遣部隊は、第1護衛隊司令 平井克英1等海佐を指揮官として、護衛艦「むらさめ」(艦長:野本直利2等海佐)の乗員等の212名で構成されている。出国行事は、防衛大臣訓示(山村浩海上幕僚長代読)、西銘及び三浦衆議院議員、上地横須賀市長による激励の辞、来賓紹介、激励電報の披露、派遣部隊指揮官による出国報告、花束贈呈が行われた。行事終了後、岸壁に整列していた乗組員は護衛艦「むらさめ」に乗艦、直ちに出港していった。
今回の出国行事は、新型コロナ感染症の影響により、参加者は関係者及び限定された招待者のみで、乗員家族による見送りも遠慮していただいたとのこと。また、出港後は近海において2週間待機し、PCR検査を行った後に中東方面に向かうこととされている。更に、任務中の寄港の予定はなく、次に陸を踏めるのは帰国した時になるということで、いつもより厳しい環境での任務となる。航海の安全と乗員の皆さんのご健勝を祈って送り出した。 (山本高英会長 記)
練習艦隊横須賀入港行事に参加
梅雨未だ明けぬ令和2年7月22日(水)、横須賀港逸見岸壁において、八木海将補率いる練習艦隊の入港歓迎行事が行われ、湘南水交会から山本会長以下20名が参加した。
練習艦隊は、今年3月に幹部候補生学校を卒業した実習幹部152名を乗せ、6月9日呉を出港、44日間の令和2年度遠洋練習航海(前期)を終え入港したもの。
今年度の遠洋練習航海は、前期と後期に分けて実施されることになった。前期の訪問国は、コロナウィルスの影響で、シンガポールの1カ国(補給のみ)で、途中、米海軍空母ロナルドレーガングループやインド海軍との訓練を始めてとして、その殆どを洋上で過ごし、例年とは異なるものとなった。
入港歓迎行事は、三浦のぶひろ参議院議員、阿部知子衆議院議員及び上地克明横須賀市長からの歓迎の辞に続き、練習艦隊司令官等に歓迎の花束が贈られ、山本湘南水交会会長からも実習幹部代表に贈呈された。続いて、八木司令官から、入港歓迎行事に対する謝意と「寄港地が制限された中、実習幹部は洋上訓練を通じ、シーマンシップ、リーダーシップそして国際性の涵養に努めてきた。」との挨拶に対し、杉本横須賀地方総監から「コロナウィルス対策のため入港できなかった国内外の他の寄港地の分まで歓迎する。」と述べられた。行事は途中から霧雨模様となったが、御家族を始め部内外の関係者等多数が参加する中、整斉と行われ終了した。実習幹部は暫し休養ののち、遠洋練習航海(後期)に臨むことになる。
なお、行事に先立ち、入港岸壁において横須賀音楽隊の独唱/演奏と和太鼓やダンス等の入港歓迎アトラクションが行われたほか、行事後練習艦「かしま」の特別公開が行われた。湘南水交会有志が見学する頃には晴れ間が現れ、梅雨明けを思わせる幸運な艦内見学となった。 (佐々木総務担当幹事 記)
厚木空神社(靖國社)例祭に参加
令和2年4月5日(日)、桜吹雪の中、神奈川県大和市にある深見神社で執り行われた第68回厚木空神社(靖國社)例祭に、浮田総務担当幹事が参列した。
厚木空神社は、昭和19年11月に海軍厚木飛行場の敷地内に、首都防衛の任に就いていた第302航空隊の殉職将士を祭神とする天照大神を祭る社殿が鎮祭建立されたもの。終戦時、進駐してくる米軍が社殿を破壊することを恐れられた若手将校ににより、祭神103柱の霊璽簿と鎮祭の時賜った宝剣(靖國神社宮司鈴木孝雄陸軍大将から奉納された靖國刀)とともに深見神社境内に奉還された。
その後、昭和26年4月7日、新たに祭神として深見集落出身で明治10年の役以来の戦没者を合祀し、厚木空神社を宝剣靖國刀に因み靖國社と改め、毎年4月第1日曜日を例大祭の日と定め祭事が行われている。
例年は、主催の深見神社奉賛会会長をはじめ、302空有志会、地元ご来賓及び遺族会、消防団員、総勢50名の参列があるところ、今年は新型コロナウイルスの影響から規模を縮小して行われ、深見神社奉賛会と湘南水交会の10名による簡略化したものであったが、それだけに奏上される祭詞がより近いものに感じられ、胸打たれるものであった。 (浮田総務担当幹事 記)
厚木航空基地駅伝大会でのメダル贈呈
令和2年2月26日(水)、山本会長、田中副会長、古賀副会長、中田副会長、星副会長以下7名の会員は、厚木航空基地で行われた令和元年度厚木航空基地駅伝大会の応援に駆け付け、区間賞の隊員にメダルを贈呈した。
新型コロナウイルスのため、多くのイベントが中止となる中、同大会の開催も危ぶまれたが、当日は北風がやや強く吹き付ける寒い一日であったものの、米軍CPO(先任伍長)チームを含む9チームが熱戦を繰り広げた。大会は、1区間約2Kmの10区間、規定された年齢層等で構成される各チームが襷を渡す形で行われ、第4整備補給隊チームが終始圧倒する結果となった。
閉会式の表彰では、群司令からの団体表彰に引続き、個人賞として、山本会長から各年齢層、女性自衛官、CPO、指揮官等の区分で区間賞のメダル、その中でも最速の隊員にオーバーオール区間賞としてトロフィーを贈呈した。
応援の会員は、90歳を過ぎてなお矍鑠(かくしゃく)とした田中副会長を先頭に、力走する選手に声援を送る一方で、湘南水交会の存在をアピール、後輩の頑張る姿に胸を打たれたり、奇妙な応援に大笑いしたり、最後には思い掛けず美味しいお汁粉のご相伴に授かったりと、大変充実した一日であった。 (浮田総務担当幹事 記)
新 横須賀地方総監への業務説明
令和2年2月21日(水)、山本会長、中田副会長、星副会長以下5名は、昨年末着任した杉本横総監に、湘南水交会の現状、年間活動状況等を説明するとともに意見交換を行った。
話題は、国内外で猛威を振るう新型コロナウイルスへの自衛隊の対応や、今後の諸行事への影響に関するものが多く、事態が鎮静化するまで湘南水交会としての活動にも大きな制約を受けることが予測された。
一方で、水交会の活動の活性化に向けた、艦艇の回航の機会を利用した体験航海や、婚活パーティーの積極的な開催の必要性について認識を共有することができた。(浮田総務担当幹事 記)
派遣情報収集活動水上部隊(護衛艦「たかなみ」)出国行事に参加
令和2年2月2日(日)、横須賀基地逸見岸壁において、中東海域での情報収集任務に当たる、派遣情報収集活動水上部隊(護衛艦「たかなみ」)の出国行事が行われ、湘南水交会から山本会長、落合顧問、清﨑顧問、田中副会長、古賀副会長等が参列した。
行事は、幾分海風があったものの晴天に恵まれ、自衛隊最高指揮官である安倍内閣総理大臣、河野防衛大臣をはじめとする多くの国会議員、船舶関係者及び隊員家族の出席のもと、内閣総理大臣訓示、防衛大臣訓示、来賓紹介、水交会等関係支援団体からの花束贈呈、派遣部隊指揮官の出国報告、見送りの順で整斉と行われた。
安倍総理は訓示に中で、「中東海域は、我が国で消費する原油の約9割にあたる年間数千隻の日本関係船舶が航行し、日本国民の生活を支える大動脈・命綱と言える海域であり、この海域で、日本関係船舶の安全確保のために必要な情報収集を担う任務は、国民の生活に直結する極めて大きな意義を有するもの。」と激励した。
派遣部隊を代表し、派遣部隊指揮官である稲葉第6護衛隊司令が安倍総理に対し「所要の準備を完了し、ただ今から出発します。」と報告したのち、稲葉司令を先頭に乗組員が乗艦。出国行事参加者約500人が、任務の完遂と無事の帰国を祈りながら、派遣情報収集活動水上部隊(護衛艦「たかなみ」)の出港を見送った。 (佐々木湘南水交会会員 記)
新 第4航空群司令への業務説明
令和2年1月22日(火)、山本会長、中田副会長、星副会長以下5名は、昨年末着任した平木4空群司令に、湘南水交会の現状、年間活動状況、厚木航空基地ファミリーサポートセンター活動状況等を説明するとともに意見交換を行った。平木群司令は厚木勤務が長く、既に湘南水交会とは良好な関係が構築されており、ファミリーサポートセンター等、湘南水交会の活動への感謝と期待の言葉があった。
また、同説明と併せて水交会支部・会勢拡充委員会から水交会全体の会勢及び新パンフレットについて説明するとともに、特に定年退職時におけるパンフレットの配布への協力を依頼した。この依頼は、群司令に引続き、兼本航空基地隊司令、前屋就職援護室長にも実施した。 (浮田総務担当幹事 記)
厚木航空基地 日米親善もちつき大会に参加
令和元年12月10日(火)、厚木航空基地内で実施された日米親善もちつき大会に湘南水交会から田中副会長以下2名及び湘南水交会のAt-FSC関係者4名が参加した。金嶋第4航空群司令指導のもと本イベントがより日米親善に寄与できるよう、昨年から米海軍ご家族の招待者が増やされ、もちつき体験、獅子舞披露、並びに英語の名前を漢字で表した色紙をプレゼントするなどの日本の伝統・文化を紹介するイベントが設けられていたが、更に今年は新たに東京音楽隊の演奏やプロの獅子舞などの親善イベントが盛り込まれていた。主催者側の米海軍ご家族を含む参加者に対する配慮と様々な工夫が凝らされたもちつき大会であり、終了間際になっても熱気に満ち溢れた親善行事であった。 (中田副会長 記)
横須賀地区殉職隊員追悼式、神奈川県自衛隊殉職隊員追悼式参列
湘南水交会の山本会長は、令和元年度横須賀地区殉職隊員追悼式、及び神奈川県自衛隊殉職隊員追悼式に参列した。
横須賀地区殉職隊員追悼式は11月7日、横須賀地方総監部内の殉職隊員慰霊碑の前で行われ、御遺族、横須賀地区所在の各級指揮官、先任伍長及び関連団体の代表が参列した。慰霊碑前にはこれまでに横須賀警備区内(一部他の警部区も含まれる。)で殉職された192柱の霊名簿が奉安され、追悼式が開始された。拝礼・黙祷の後、渡邊横須賀地方総監の追悼の辞、献花、弔銃発射、御遺族代表挨拶と続いた。殉職隊員慰霊碑には「英魂照海正氣集」の碑文が刻まれているが、これは北村謙一第13代横須賀地方総監による揮豪である。
神奈川県自衛隊殉職隊員追悼式は11月14日、武山駐屯地の体育館で行なわれた。「自衛隊殉職隊員霊位」と書かれた慰霊柱の左右には神奈川県内で殉職された陸、海、空自衛官62柱のお名前が掲げられていた。参列者は、御遺族、県内の陸、海、空自衛隊及び機関の指揮官・長、関連団体の関係者の他、陸上自衛隊の高等工科学校の生徒及び海上自衛隊横須賀教育隊の練習員等が後方の席で慎重な面持ちで参列していた。若い隊員がこのような慰霊祭に参列することは大変意義深いと感じられた。 (山本会長 記)
厚木航空基地の研修と懇親バーベキュー大会
令和元年11月10日(日)湘南水交会は、厚木航空基地において、海上航空部隊の紹介を兼ねた親睦バーベキュー大会を開催し、会員相互の親睦を深めた。
今回で7回目となる本企画は、湘南水交会の有志会員に、厚木航空基地の研修を通じて、海上自衛隊への理解を深めてもらい、更なる会勢の拡充を目的として実施されるイベントの一つである。当日は清々しい好天に恵まれ、会員の紹介で当会の活動に興味を持って頂いた同伴者11名を含む総勢47名の参加を得て、和やかな親睦会となった。
有志會員は当日、相模大塚駅に集合し、海自OB会員の私有車両に分乗後、厚木航空基地に移動した。基地正門では、第4航空群の事前調整の支援もあり、円滑な入門手続きを実施した後、厚木航空基地内の主要な施設等の見学に向かった。
特に、P-1型航空機の見学では、休日にも関わらず、第3航空隊のご厚意により、貴重な機会を得ることができた。有志会員の多くは、間近に見る大型航空機の迫力を感じながら、OBによる航空機説明に、興味深く聞き入り、その都度、活発に質問していた。
引続き、米海軍リクリエーション施設等を見学した後は、ピクニック・エリアに移動し、厚木所在部隊の現役指揮官等の参加を得て、親睦バーベキュー大会が開始された。
冒頭、山本会長の挨拶と乾杯に引続き、ハンバーガー、ホットドッグなどを、参加者それぞれが、チーズやトマトなど好みの材料をトッピングしながら、和気あいあいに会話も弾み、湘南水交会会員としての一体感を醸成する絶好の機会となった。
歓談中は、P-1型航空機や海自航空部隊全般の話題で盛り上がるとともに、景品プレゼントのじゃんけん大会や今後の行動等の諸活動の案内もされた。予定された親睦の時間は、瞬く間に過ぎ、充実した休日のひと時を、会員一同が満喫し、会員相互の親睦を大いに深めることができた。(柴田企画担当幹事 記)
横須賀地方隊自衛隊記念日行事に参加
令和元年11月2日(土)、横須賀地方総監田戸台庁舎において、令和元年度自衛隊記念行事が行われ、湘南水交会から田中副会長以下4名が参加した。
はじめに、平素から自衛隊の任務遂行に貢献した7団体/個人に対し感謝状が贈呈され、引続き渡邊横須賀地方総監の挨拶、田中横須賀副市長の祝辞の後、懇親会が行われた。
秋の天候に恵まれた清々しく心地よい空気と、歴史ある分庁舎や自然豊な木々に囲まれた凛とした雰囲気の中で、参加者一同、自衛隊記念日をお祝いするとともに相互の懇親を深めていた。 (中田副会長 記)
練習艦隊帰国行事に参加
令和元年10月24日(木)、横須賀逸見岸壁において、令和元年度遠洋練習航海部隊の帰国行事が行われ、湘南水交会から中田副会長が参加した。
はじめに梶元練習艦隊司令官から帰国報告の後、山本防衛副大臣が「自衛官は、任務遂行によって、見ず知らずの人から感謝される立派な仕事、国民の期待に沿うような仕事を期待」、山村海幕長は「海を知り、同期の絆を育んだ事は重要」との訓示、並びに高山外務省参事官が祝辞を述べた。次いで水交会を含む各支援団体から代表隊員に対して花束が贈呈された。11カ国13寄港地を踏破し更に逞しくなった実習幹部約190名を含む練習艦隊の無事の帰国を祝福し行事は終わった。(中田副会長 記)
厚木航空基地緊急登庁支援訓練に参加
令和元年10月9日(木)、湘南水交会は、厚木航空基地で行われた緊急登庁支援訓練に参加した。湘南水交会を含む関係団体で結成されている厚木航空基地ファミリーサポートセンター(At-FSC 事務局長:中田湘南水交会副会長9に登録している支援会員11名が参加した。
これは、災害派遣等に際し、基地が開設する「基地内一時預かり所」において、群司令の要請に応じ隊員と一緒になって子供預かりのための支援を行うというもので、家族支援の大きな柱になっている、今回の訓練は、4月の同訓練の見学に引続き、At-FSCとして初めて実働で訓練へ参加するものであった。あらかじめ訓練想定に沿ってAt-FSC内で通信訓練を行い、これにより選抜・当直割された支援会員が、より実際的な形で基地へ参集し訓練に参加した。
訓練内容は、当初、隊員による発災後の基地内の一時預かり所の開設が訓練され、午前8時以降は、At-FSC支援会員が3直に分かれて、厚生隊長の訓練全般の説明後、当直室前ブリーフィング:当直交代・子供の面倒見などの要領を訓練すると共に、子供型人形(乳幼児)を使用した心肺蘇生法等の演練を行った。
支援会員は、At-FSCの黄色ビブス(ノースリーブ型のウェア)と子供の面倒を見る者は、赤いエプロン(アンパンマンの絵付き)を着用して活動した。参加した支援会員はやや高齢の者が多かったが、日頃の孫の面倒見で慣れているのか、直ぐに馴染んで子供の世話をしていた。(中田副会長 記)
令和元年度部隊研修
令和元年10月4日(金)、湘南水交会は、部隊研修として護衛艦「いずも」の体験航海に引続き、ホテル横浜キャメロットジャパンにて懇親会を実施した。
台風18号の影響が懸念される中、朝方までの雷雨と打って変わった晴天の下、星副会長以下117名の会員及び同行者が「いずも」に乗艦し、海上自衛隊に対する理解を一層深めることが出来た。
13時30分、「いずも」は横須賀逸見岸壁を出港し、16時30分に横浜大桟橋に入港した。海上自衛隊で最大級の護衛艦「いずも」に乗艦し、上甲板にて出入港の状況を見学したり、隊員食堂や格納庫での音楽隊の演奏を鑑賞したり、また搭載しているSH-60Kも見学でき、隊員の勤務状況の理解を深めることが出来た。
また、18時からは、ホテル横浜キャメロットジャパンにおいて懇親会を実施した。山本会長の挨拶、落合顧問の乾杯に引続く歓談の時間は、67名の参加者の内47名が「いずも」での体験航海を経ての参加であったため、体験航海の話題で大変盛況なものとなった。最後は星副会長の締めの乾杯で、次に集うことを約束し盛会のうちに終了した。
今回の部隊研修は、「令和元年度自衛隊観艦式FLEET WEEK2019 横浜」の一環として護衛艦「いずも」の横浜回航に合わせて実施されたもので、他の協力団体の研修と重複して行われた。
湘南水交会では、今後もこのような部隊研修等を企画し、海洋安全保障に対する理解の普及、会員相互の啓発と親睦に努めてまいりたい。 (森山企画担当幹事 記)
令和元年度海空会慰霊祭に参列
令和元年10月1日(火)、海軍航空殉職者慰霊祭(通称:海空会慰霊祭)が東郷神社の境内霊社「海の宮」において執り行われ、湘南水交会から山本会長、田中、古賀両副会長ほか計7名が参列した。
慰霊祭には園田航空集団司令官、赤星水交会理事長ほか、東郷会、うみどり会、航翔会等の代表者ら約30名が参列し、10月に入ったとはいえ暑い日差しの中での慰霊祭となった。
海軍航空創始以来の全航空殉職者の御霊は、茨城県の霞浦神社にお祀りされていたが、社殿の老朽化に伴い、昭和30年に慰霊塔を建設し慰霊祭が行われてきた。その後昭和47年「海の宮」の創建の際に祀られてからは当地において慰霊祭が行われている。
近年はご遺族の方の参列が皆無となったため、東郷神社宮司からの依頼により、平成28年以降うみどり会等の参列が始まり、湘南水交会としては初めての参加であった。
海軍航空部隊の創始から大東亜戦争までの海軍航空関係者が刻まれた歴史には、平時戦時を問わず、生死を超える猛訓練が、その礎になっていることを身に染みて感じる時間となった。 (畠野広報担当幹事 記)
厚木航空基地の保育研修に参加
令和元年9月27日(金)、厚木航空基地において保育研修が行われ、25名の関係隊員と共に、湘南水交会5名及び同伴者4名を含む厚木航空基地ファミリーサポートセンター(At-FSC)の支援会員35名が参加した。これは災害派遣等に際し、基地が開設する子供預かりのための「基地内一時預かり所」関係者に対する研修として企画されたものである。At-FSCとしても、これまでの会員自宅で子供を預かる提供会員の枠組みから、基地内一時預かり所で、子供を預かる支援会員の枠組みへの変更後初の研修機会であった。
研修内容は、綾瀬市ファミリーサポートセンターから派遣の講師(保育士)による「慣れない子供を預かる場合の接し方」についての講義(約1時間)と、同市消防署から派遣の講師(救急救命士)による「子供の救急救命法及び人工呼吸法」についての実習を含む講習(約1時間犯であり、支援会員の新たな枠組みに極めて有意義な研修となった。 (中田副会長 記)
護衛艦「きりしま」体験航海
令和元年9月4日(水)、湘南水交会(中田副会長以下10名)は、海自艦艇部隊の協力を得て、護衛艦「きりしま」の体験航海を実施した。
会員は、乗艦後に士官室で「きりしま」艦長(1等海佐 石井 和徳)との懇談の機会を得て、艦艇部隊に対する理解を一層深めることが出来た。
9時30分、「きりしま」は、横須賀吉倉岸壁を出港し、11時30分過ぎに、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所に入港した。当日の天候は曇りで、日差しも強くなく、横須賀地方総監部、米海軍基地、第3海堡、八景島や横浜を洋上から観ることができた。艦内見学では、高い艦橋まで上がり、出入港の状況を見学するとともに、操縦室、隊員食堂や居住区も見学でき、隊員の勤務環境に接することができた。
今回の体験航海は、護衛艦が定期修理のために造船所に回航する機会を捉えて実施されたもので、募集広報や隊員家族の体験航海と合わせて行われた。
湘南水交会では、部隊間の負担を考慮しつつ、今後もこのような機会を捉えて「体験航海」を企画してまいりたい。 (中田副会長 記)
令和元年度全国戦没者慰霊大祭及び神奈川県戦没者追悼式に参列
令和元年8月15日、「英霊にこたえる会」の定例行事、「全国戦没者慰霊大祭」が靖國神社で執り行われ、湘南水交会から星副会長、淵之上幹事長が参列した。
令和元年に44回を数える慰霊大祭。幕末動乱期から大東亜戦争まで国家のために尊い命を捧げた250万人にのぼる英霊に対して感謝の誠を捧げる儀式が連綿と行われている。
「英霊にこたえる会」は、東京に中央本部、都道府県ごとに本部を置いている。水交会は中央本部の、湘南水交会は「英霊にこたえる会」神奈川県本部の「参加団体」として位置づけされている。
参加者は、拝殿に通され9時からの儀式を待つ。例年600名が参列されているとのこと。参列者には、この後日本武道館で行われる全国戦没者追悼式へ参加される方がいらっしゃる。開式の辞の後、拓殖大学吹奏楽部の演奏に合わせ、国家斉唱と一連の儀式が始まる。祭文は、「英霊にこたえる会」会長寺島泰三氏が奏上され、偕行合唱団が献楽を行った後、参列した団体ごと本殿へ赴き、代表が玉串奉奠、黙祷を行う。参列者全員が本殿参拝を終えると儀式は終了。
境内に戻ると蒸し暑い中老若男女、多くの人々がお参りのため拝殿前に並ばれている。後日、靖國神社には15日だけで48,000を超える参拝者を数えたと聞かされた。
受付から儀式終わりまで約2時間弱を靖國神社で過ごし、「今日の我が国日本の繁栄は尊い犠牲の上に築かれている。」という感謝の言葉が如実に感じられる、とても良い機会となった。 (淵之上幹事長 記)
神奈川県戦没者追悼式(主催:神奈川県遺族会)が神奈川県戦没者慰霊堂で開催され、湘南水交会から山本会長が参列した。
追悼式には黒岩神奈川県知事をはじめ、県選出の国会議員、県議、市議、県職員の他、関係団体の代表者、神奈川県遺族会の会員等、約160名が参列した。11時30分から始まった追悼式は、国家斉唱、岩田神奈川県遺族会会長の式辞、黒岩神奈川県知事、梅沢神奈川県議会議長の追悼の言葉の後、献花が行われた。11時58分になると、献花が一時中断され、会場内に設置されたテレビに日本武道館で行われている全国戦没者追悼式の模様が映し出され、これに合わせ正午から1分間の黙とう、そして天皇陛下のお言葉を拝聴した。その後、再度献花が行われ、12時30分閉式となった。
神奈川県戦没者慰霊堂は、昭和27年の対日講話条約の発効を機に、明治以降の戦没者、戦災死者を追悼するとともに、県民の平和愛好の象徴として建設され、戦没者及び戦災死者5万8千余名の名簿が納められ、遺族の心のよりどころとなっているそうで、上大岡駅からほど近い丘の上に設置されている。 (山本会長 記)
鶴岡八幡宮ぼんぼり祭における横須賀音楽隊「吹奏楽の夕」に対する支援
鶴岡八幡宮ぼんぼり祭、初日の8月7日(水)午後5時から午後5時55分の間、本宮を臨む舞殿前において海上自衛隊横須賀音楽隊による演奏「吹奏楽の夕」が開催された。
この演奏は、昭和50年鎌倉水交会主催で始まり、平成15年からは、鎌倉商工会議所及び鎌倉市観光協会主催、湘南水交会及び鎌倉防衛協会協賛で実施されており、今年で41回目となる
当日は、湘南水交会から落合顧問、安田顧問ご夫妻、山本会長、田中副会長、中田副会長、古賀副会長、星副会長他9名の幹事等がこの演奏会を支援した。
「ぼんぼり祭」は、毎年8月の立秋の前日から9日までの3日間(年によって4日間)行われる鎌倉の風物詩とも言える祭であり、鎌倉を訪れる人たちに少しでも鎌倉の文化に触れて貰うため、高浜虚子氏、里見弴氏などが発起人となり、鎌倉ペンクラブをはじめ、鎌倉在住の名士の協力を得て昭和13年から始められ、今年で81回目となる。祭の期間中、鎌倉在住の文化人をはじめ各界の著名人による書画がぼんぼりに仕立てられ、参道、流鏑馬馬場、舞殿周りに奉納、展示される。
今年は、歌舞伎役者・中村吉右衛門氏、俳優・竹中直人氏の作品等、およそ400点が奉納されていた。
横須賀音楽隊。隊長長岡1等海尉以下33名の隊員は、午後2時に到着し、猛暑の中、手際良く舞殿前に演奏会場を設置し演奏に臨んだ。
演奏が始まる頃には、会場周辺と本宮へ続く大石段は約750人の市民と観光客に埋め尽くされた。
午後5時から総合司会により横須賀音楽隊の活動等が紹介され、その後、鶴岡八幡宮國生権宮司の挨拶が行われた。
演奏は横須賀音楽隊の司会進行で、「シー・ユー・オン・the・マーチ」を皮切りに、「マンボ・メドレー」等、夏祭に相応しい曲が次々と演奏された。予定されたプログラム終了後もアンコールの拍手鳴り止まず、「別れの曲」最後は行進曲「軍艦」が聴衆の手拍子と共に演奏され、吹奏楽の夕べの幕を閉じた。
演奏会終了後、薄暗くなりかけた境内のぼんぼりに巫女さんが一つ一つ灯りをともし始め、夜の帳に包まれると立ち並ぶ数百のぼんぼりの明かりが境内に揺れ、幻想的な風情を醸し出していた。(村上総務担当幹事 記)
横須賀地方総監及び航空集団司令官等へ湘南水交会年度活動状況説明
令和元年6月19日(水)渡邊横須賀地方総監、真殿幕僚長に、同25日(火)園田航空集団司令官、金嶋第4航空群司令を始めとする厚木航空基地所在部隊指揮官等及び先任伍長に、それぞれ湘南水交会役員の交代、年間活動状況、厚木航空基地ファミリーサポートセンター(FSC)活動状況等を山本会長以下で説明するとともに意見交換を行った。
各指揮官との懇談では、水交会の会勢維持に向けた、特に海曹士への水交会の浸透の必要性やFSCへの部隊ニーズが話題になり、先任伍長との懇談は、FSCの活動や婚活パーティーへの期待の高さを感じさせるものとなった。 (浮田総務担当幹事 記)
平成31年度/令和元年度 湘南水交会総会・防衛講演会・懇親会を開催
湘南水交会は、5月30日(木)、ホテル横浜キャメロット・ジャパンにおいて、平成31年度/令和元年度 湘南水交会総会・防衛講演会・懇親会を開催した。
総会に先立ち、過去の大戦等で亡くなられた海軍の英霊、海上自衛隊で殉職された隊員並びに昨年の総会(5月開催)以降にお亡くなりになられた15名の会員のご冥福を祈り、「国のしずめ」の流れる中、物故者の氏名を読み上げ黙祷を捧げた。その後、叙勲の栄に浴された6名の会員を披露した。
総会は、山本副会長の開会挨拶の後、①平成30年度の活動報告及び収支計算書並びに監査報告に関する報告、②平成31年度/令和元年度の活動計画及び収支予算書に関する報告があり、③平成31年度/令和元年度湘南水交会役員等(案)の選任を求める件提案があり了承された。
次に、新旧役員の紹介と感謝状等の贈呈に移り、今期で退任する福本幹事等3名の紹介の後、福本幹事へ感謝状が、入会促進、会勢拡充に尽力された星会員への表彰状が、それぞれ贈呈された。また、新役員として選任された森竹・鳥居・畠野・柴田担当幹事4名の役員の紹介が行われた。
続いて、湘南水交会会長の交代に伴う委嘱式が行われ、水交会本部 赤星理事長から山本副会長に委嘱状が渡された。
最後に、連絡事項として、厚木ファミリーサポートセンター関連事項、メールアドレス登録のお願い、湘南水交会会員情報、史跡巡り同好会等の各種行事について説明があり、総会は終了した。
総会に引き続いて、第4航空群司令 金嶋海将補を講師に迎え、「我が国を取り巻く安全保障環境と海自航空部隊の現状」と題した防衛講演会を開催した。
前段は、我が国を取り巻く安全保障環境について、中国、ロシアや半島情勢、南シナ海等周辺国の現状と今後の方向性についてウイットに富んだ軽快な口調で事例を紹介しながら説明された。後段は、それらの安全保障環境の現状と変化に基づき、海上自衛隊航空部隊の現状と活動について、P-1型哨戒機の紹介ビデオを用いながら、主要な取り組みについて事例を交え工夫を凝らし説明・紹介された。
本講話は、本会会員にとって理解しやすく大変心に残るものであり、1時間30分の講演時間を終えた際には参加した約70名を超える会員から盛大な拍手が湧き上がった。
防衛講演会終了後、懇親会会場に場所を移し、先ず、山本会長の懇親会開催の挨拶の後、来賓として参加頂いた自衛艦隊司令官代理 自衛艦隊幕僚長 二川海将補、横須賀地方総監 渡邊海将、掃海隊群司令 白根海将補、講話を頂いた第4航空群司 金嶋海将補、自衛艦隊先任伍長 青山海曹長、横須賀地方隊先任伍長 香月海曹長、掃海隊群先任伍長 小原海曹長、航空集団先任伍長 石田海曹長、第4航空群先任伍長 清水海曹長、水交会理事長 赤星様、横須賀水交会副会長 道家様、神奈川県隊友会会長 寺地様、厚木基地自衛隊協力会会長 入田様、大和自衛隊協力会会長 大高様、鎌倉防衛協会会長 根津様、建長寺正統院住職 雪文庸様、同副住職 雪文嶺様を紹介し、来賓代表として、水交会理事長 赤星様にお言葉を頂き、横須賀地方総監 渡邊海将の乾杯の音頭で懇親会が始まった。
終始、和気藹々とした懇談が繰り広げられ、午後7時半、田中副会長の中締めで、盛会のうちに懇親会は終了した。 (植松広報担当幹事 記)
練習艦隊横須賀出国行事に参加
令和元年5月21日(火)、風雨の中、横須賀基地体育館において令和元年度遠洋練習航海部隊の出国行事が行われ、湘南水交会から安田会長以下18名が参加した。
式典の多くのご家族や支援団体等関係者が見守る中、原田防衛副大臣、佐藤外務副大臣代理及び山村海上幕僚長の訓示、関係諸団体からの花束贈呈、並びに梶元練習艦隊司令官の出国報告等が整斉と行われ、約190名の実習幹部を乗せた約600名の練習艦隊は、意気揚々と涙雨にむせぶ岸壁を旅立っていった。(中田幹事長 記)
新 航空集団司令官への業務説明
平成31年3月27日(水)、安田会長、山本副会長、星副会長以下5名は、昨年末着任した園田空団司令官に、湘南水交会の現状、年間活動状況、厚木航空基地ファミリーサポートセンター活動状況等を説明するとともに意見交換を行った。
園田司令官からは、近隣の水交会との関係の確認等とともに、ファミリーサポートセンターの活動への感謝と期待の言葉があった。 (浮田総務担当幹事 記)
神雷部隊慰霊祭を挙行
平成31年3月21日(木)13:30から北鎌倉建長寺正統院において、湘南水交会主催により平成最後の神雷部隊慰霊祭が執り行われた。当日は、本慰霊祭3年ぶりの穏やかな天候に恵まれ、神雷部隊元隊員及びご遺族等関係者、海上自衛隊から第4航空群司令金嶋浩司海将補を始め、横須賀総監部援護業務課長白土2佐、香月、清水両先任伍長等、並びに水交会関係者、そして一般の方を含め総勢61名が参列した。
正統院内「神雷戦士の碑」の前にて、参列者総員による黙祷の後、山本湘南水交会副会長の挨拶に続き、特攻隊戦没者慰霊顕彰会理事長藤田幸生氏からの追悼文が、同会編集長の金子敬志氏代読により奉納された。引続き、雪文庸正統院住職の読経の流れる中、御霊安かれと参列者全員が焼香を捧げた。
その後場所を本堂に移し、懇談会が開かれ、山本副会長挨拶に続き、旧海軍を代表して竹下邦雄氏からご挨拶があり、元神雷部隊隊員としてのご活躍が披露され、一同感慨深く拝聴した。次に、海自を代表して金嶋4空群司令からのご挨拶があり、航空部隊の後輩として先人の遺志を受け継ぎ、我々もしっかりと国防に邁進してゆくという力強い決意表明を頂いた。
今回の慰霊祭では、神雷部隊関係者の参加が減る一方、若い有志会員のご参拝もあり、最後にご住職からお気持ちのこもった温かいご挨拶を頂いた後、参加者は来年の再会を期し、散会となった。
神雷部隊とは、特攻兵器「桜花」、その母機一式陸攻、そしてその掩護戦闘機からなり、昭和19年10月に編成された第721航空隊の別称である。「神雷戦士の碑」は、昭和40年に元隊員で建長寺正統院住職であった竹内行康氏(一飛曹)と元隊員のご尽力により同院墓地の背後にある洞窟の中に建立されたものである。この除幕式が行なわれた3月21日は最初の神雷部隊特攻が行なわれた日にあたる。式典には当時海軍の従軍記者であった作家の川端康成氏や山岡荘八氏も参列したという。以後この慰霊祭は正統院住職により守られてきたが、平成5年10月1日には、戦没者総員(829名)の氏名及び出撃年月日と出身県名等が彫り込まれたステンレス製の碑に改修された。
本慰霊祭は、鎌倉水交会が昭和48年、総会を正統院で開催したのを機に、毎年3月21碑に挙行されるようになり、平成14年4月、鎌倉水交会が湘南水交会に大同合併した後は、湘南水交会が受け継いでいる。 (安藤企画担当幹事 記)
派遣海賊対処行動水上部隊(第31次)帰国行事に参列
平成31年2月9日(土)、落合顧問、安田会長以下19名の会員は、横須賀基地において、ソマリア沖、アデン湾における第31次派遣海賊対処行動水上部隊の帰国行事に参加した。
同隊は、昨年8月5日横須賀を出港し、9回の直接護衛(護衛依頼のあった特定船舶の護衛)、94日間ゾーンディフェンス(特定の海域の警戒監視)を実施してきた。
当日は、降雪が予想される生憎の天候のため、行事は体育館で実施されたが、原田憲治防衛副大臣、自衛艦隊司令官等の指揮官、隊員家族等が多数出席し、同隊の任務完遂を労うとともに、無事の帰国を祝った。
今回は、有志会員が多数参加したことで、海自の任務の一端のみならず、家族支援等の重要性を理解する良い機会であったと感じた。 (浮田総務担当幹事 記)
厚木航空基地球技大会(ハンドボール)優勝チームにメダルの贈呈
10月18日(木)、安田会長、星副会長以下3名の会員は、厚木航空基地で行なわれた平成30年度厚木航空基地球技大会(ハンドボール)の応援に駆け付け、優勝チームにメダルを贈呈した。
大会に先立ち、杉本空団司令官を表敬(金嶋第4航空群司令同席)した後、体育館に移動、開会式に引続き計4試合の熱戦に声援を送った。
大会は、61空、基地隊を中心とするC-1チーム、4空群司令部、3空を中心とするC-2チーム、4整補隊のC-3チーム、空団、51空を中心とするC-4チームの4チームによるトーナメントで争われた。
試合では、下馬評の高いC-3チームがC-4に勝利し勝ち上がり、C-2を下したC-1との決勝戦となった。押し気味に試合を進めるC-3に対し、C-1は堅い守りで対抗したが、後半はC-3の速攻に耐え切れなくなり、12-6でC-3チームが優勝した。
引き続くC-1とC-4による準優勝戦では、両チームのキーパーの好セーブもあり、一進一退の攻防が繰り広げられたが、後半、C-1の粘りの攻撃の前にC-4が屈し、10-7でC-1チームが準優勝となった。
閉会式の表彰では、大会名誉会長(空団司令官)による優勝チーム、準優勝チームへの賞状等の授与に引続き、安田会長、星副会長から優勝チーム14名の首にメダルがかけられ、体育館は温かい拍手に包まれた。
大会会長(4空群司令)の講評をもって、大会は盛会のうちに終了したが、C-3とC-1の両チームは、12月館山において実施される海上自衛隊ハンドボール大会 横須賀地方大会に出場する予定である。 (浮田総務担当幹事 記)
御遺骨(ソロモン諸島)引渡し式に参列
平成30年10月10日(水)、功刀顧問、古賀副会長以下7名の会員は、護衛艦「さざなみ」でビスマーク・ソロモン諸島からご帰還された88柱の御遺骨をお迎えに、横須賀総監部岸壁での遺骨引き渡し式に参列しました。
式では、隊員に捧持された桐箱の御遺骨が厚生労働省職員に手渡され、式典上の仮安置台に安置された後、厚労副大臣、外務政務官、防衛政務官、自衛艦隊司令官、横須賀地方総監の順に献花。各政党代表国会議員の他、遺族会や遺骨帰還推進団体、防衛協力関係団体の多くの皆様も献花され、厳粛かつ胸を打つ帰還式でした。
なお、海上自衛隊横須賀音楽隊により、「さざなみ」から祖国に降り立つ時は「海ゆかば」、式が終わり式場を離れる時は「里の秋」が奏楽され、式参加者の涙を誘いました。里の秋は、まさに「南方戦線に従軍した父の帰りを待つ、母子の心を歌った唱歌」なのだそうで、胸に詰まるものがあります。
1 静かな静かな 里の秋 お背戸(せど)に木の実の 落ちる夜は ああ母さんと ただ二人 栗の実にてます 囲炉裏ばた
2 明るい明るい 里の秋 泣き泣き夜鴨(よがも)の 渡る夜は ああ父さんの あの笑顔 栗の実食べては 思い出す
3 さよならさよなら 椰子の島 お船にゆられて 還(かえ)られる ああ父さんよ ご無事でと 今夜も母さんと 祈ります
(堀総務担当幹事 記)
平成30年度 航空部隊研修(厚木航空基地)及び懇親会
湘南水交会(安田義人会長)は、10月9日(火)午後、海上自衛隊厚木航空基地の部隊研修を実施した。
厚木航空基地ターミナル大会議室に集合した約90名の参加会員は、湘南水交会山本副会長から歓迎の挨拶とともに今回は趣向を変えて「隊員が作業する現場の見学等を通じ、航空部隊の現状について会員に更なる理解を深めて頂く。」ことを研修目的として企画した旨の説明の後、第4航空群司令部首席幕僚 稲崎精一郎1佐から「厚木航空基地の概要等」についてのブリーフィングを受けた。
稲崎1佐からは、厚木航空基地の沿革、特色、任務の概要説明並びに派遣海賊対処行動や災害派遣等での海上自衛隊航空部隊の活動の紹介等があり、特に、より柔軟な部隊運用を目的に整備補給隊に機側整備隊が新設されたとの説明があった。ブリーフィング後の質問タイムにおいては、厚木航空基地の「厚木」の名称となった由来や新設された由来や新設された機側整備隊の運用上の効果など途切れることなく活発な質問があり、参加会員一同の本研修に対する意気込みを感じるとともに、海上自衛隊航空部隊の活動の拡がりに頼もしさを感じていた様子であった。
この後、秋晴れの好天の中、厚木航空基地ターミナルをバックに本研修の記念撮影を実施した後、資料館の見学と第4整備補給隊でのP-1の整備状況の見学を実施し、各所での隊員の懇切丁寧な説明に参加会員の興味は尽きることがなく貴重な経験ができたことに飛び切りの笑顔が溢れていた。
研修後は、会場を大和市内の懇親会場に移し、航空集団幕僚長 松本完海将補、第4航空群司令 金嶋浩司海将補、第51航空隊司令 平木拓宏1佐、航空管制隊司令 岩松恒徳1佐、第3航空隊司令 藤澤豊1佐、第4整備補給隊司令 田光智行1佐、厚木航空基地隊司令 向井強1佐、航空プログラム開発隊司令 浅沼弘巳1佐を始め、所在各部隊先任伍長等、多数の参加を得て、参加会員約80名との懇親会が行なわれた。
懇親会は、山本副会長の挨拶に始まり、来賓紹介、航空集団司令部幕僚長の来賓挨拶と続き、落合顧問の乾杯で懇談に移った。歓談は、いつもの湘南水交会会員間の和やかな雰囲気に加えて、今回の部隊研修での感動と満足感を得たことにより、開始早々から盛り上がり、会場一杯に笑い声が響き渡るとともに、現役の部隊指揮官及び各部隊先任伍長等を囲んで、最近の海上自衛隊の活動やエピソードなどの話に花が咲いた。盛会の中、最後は星副会長の中締めの乾杯により終了した。(植松広報担当幹事 記)
厚木航空基地殉職隊員追悼式
平成30年10月5日(金)厚木航空基地殉職隊員追悼式(執行者:金嶋第4航空群司令)が、基地内の慰霊碑前において執り行われた。湘南水交会からは山本副会長が参列した。
追悼式は、殉職隊員の慰霊に併せこれ以上の犠牲者を出さないという決意を新たにする行事として、慰霊碑が建立された平成17年から自衛隊記念日(11月1日)に近いこの時期に行われている。これまで厚木航空基地(含む硫黄島)で勤務して殉職された隊員の5柱の追悼を行った。
当日は雨の予報であったので、慰霊碑前にはテントが準備されていたが、追悼式の間は雨も止み済々と行事は行われ、例年どおり厳粛な追悼行事となった。
式は、儀じょう隊の敬礼、黙とう、群司令による慰霊の辞に引き続き、ご遺族、来賓、各級指揮官、隊員代表による献花、弔電の披露、儀じょう隊の敬礼及び3発の弔銃発射が行われ、最後にご遺族を代表して宇野様のご挨拶で終了した。(山本副会長 記)
海賊対処行動水上部隊(第31次)出国行事に参列
湘南水交会(会長:安田義人)は、平成30年8月5日(日)35℃の猛暑の中、横須賀基地において、ソマリア沖・アデン湾における第31次派遣海賊対処行動水上部隊の出国行事に参加し見送りを行った。
派遣部隊指揮官の第1護衛隊司令 東 良子1等海佐は、女性として初めての派遣海賊対処行動水上部隊の指揮官として大いに注目を集めており、参加した山本副会長以下11名の会員は、女性の輝く時代の到来を感じるとともに、部隊の活躍と安全を祈った。 (浮田総務担当幹事 記)
新造潜水艦の入港歓迎行事に参加
平成30年4月4日 新しく建造され就役した潜水艦が母港となる横須賀港へ初めて入港するのに際し歓迎行事が行われ、湘南水交会植月会長以下12名が参加した。
着任直後の渡邊横須賀地方総監主催の歓迎式典は春麗らかな天候に恵まれ、横須賀市長代理(副市長)から潜水艦乗員とその家族に対し新たな横須賀市民となることへの歓迎の挨拶があった。 (中田総務総括担当幹事 記)
2代目潜水艦救難母艦「ちよだ」入港歓迎行事へ出席
平成30年3月26日 海自で2代目となる潜水艦救難母艦「ちよだ」が横須賀基地へ初入港し、植月会長以下5名が、入港歓迎行事へ出席した。真新しいDSRVを搭載した 「ちよだ」は暖かな春の日差しの中、0930に逸見岸壁へ入港、引き続き1015からの入港歓迎式へと移行した。
式は来賓に横須賀市副市長、同市議会議長、その他湘南水交会を含む関係諸団体の代表を迎えて整斉と行われ、艦長は一日も早い戦力化を表明した。 (安田副会長 記)
注 DSRV:Deep Submergence Rescue Vehicle 深海救難艇
潜水艦救難母艦「ちよだ」自衛艦旗返納式に出席
平成30年3月20日、潜水艦救難母艦「ちよだ」が33年間の艦齢を全うし、除籍となった。植月会長、安田副会長が横須賀基地で行われた自衛艦旗返納式に出席した。
式は、小雨の中、厳粛に行われ、自衛艦旗降下、乗組員退艦、艦長退艦、自衛艦旗返納と続き、39万海里を超える航海を終えた。 (安田副会長 記)
掃海艦「ひらど」の引渡式・自衛艦旗授与式後、横須賀入港歓迎行事に参加
掃海艦「ひらど」(艦長 相馬2左)は、平成30年3月16日 引渡式・自衛艦旗授与式をジャパン マリンユナイテッド株式会社横浜事業所 鶴見工場にて終え、母基地となる横須賀へ入港した。
湘南水交会は小雨模様の中、会長以下4名が横須賀地方総監主催の入港歓迎式へ出席した。
式では、横須賀市田中副市長が市長からの祝辞を披露して「ひらど」を歓迎するとともに、家族支援についての市との協定を紹介し、横須賀市と海上自衛隊横須賀基地の共存共栄を表明した。また、艦長相馬2左は、歓迎式参列の諸団体へ謝意を示し、早期戦力化を誓った。 (安田副会長 記)
厚木航空基地水泳大会にて湘南水交会会長杯を授与
平成28年度厚木航空基地水泳大会が11月25日(金)に開催された。例年、同水泳大会においては、大会最終競技種目である階級別リレーの優勝組に対して「湘南水交会会長杯」が授与されてきた。今年度は、星幹事が会長代理で出席した。
開催に先立ち、松本完第4航空群司令を表敬した後、平木首席幕僚の案内で基地プールに移動した。
13:15より、大会会長 松本第4航空群司令、大会委員長 今井厚木航空基地隊司令等、各指揮官とともに臨席し、大会の開会式に臨んだ。競技大会開会宣言、優勝旗等返還の後、「湘南水交会会長杯」が返還され、審判長による注意事項示達後、競技は開始された。
競技は、第1組は、航空集団司令部、第61航空隊、厚木システム通信分遣隊、航空管制隊、厚木警務分遣隊、厚木情報保全分遣隊、航空プログラム開発隊、第2組は、第4航空群司令部、厚木航空基地隊、硫黄島航空基地隊、第3組は、第3航空隊、第4組は、第4整備補給隊、第5組は、第51航空隊の組分けで、例年オープン参加のNAF Atsugi主体による米海軍の参加は残念ながら得られなかった。
個人競技では、50m自由型で、第1組61空の立山2士(19才)が、昨年の記録を4秒02短縮する23秒31の記録を出すなど、若手の活躍が頼もしくあったが、やはり盛り上がったのは団体競技で、各組ごと作戦を立て、緊迫した競り合いとなった。特に階級別リレーでは、序盤は接戦であったが、第5泳者(女性自衛官)から第3組が抜け出し、アンカーの大江3空司令がそのまま1位でゴールし、湘南水交会会長杯を獲得した。
総合成績では4組が、階級別では4位ではあったが、それまでの貯金があり、僅差で優勝した。大会は、終始各組の応援の盛り上がりなど、部隊の精強さが溢れ遂行された。 (星総務担当幹事 記)
保育研修及び第4航空群緊急登庁支援研修への参加
水交会湘南支部は、平成28年7月11日(月)に設立された厚木航空基地ファミリーサポートセンター(At-FSC) の業務活動の一環として、第4航空群が11月8日(火)早朝に実施した緊急登庁支援訓練を研修した。
At-FSC事務局長でもある安田湘南支部副会長以下3名が0700から約2時間、訓練場所である基地隊J53隊舎において、他のAt-FSC支援団体会員(At-FSCは、厚木航空基地支援6団体の協賛で構成)と伴に、基地隊隊員が支援する状況を見学した。
警急呼集後登庁した隊員達は、託児所の開所指示を受け、隊舎での受け入れ準備を開始。隊舎1階入り口付近に受付と受け入れ時の健康診断を実施する救護所、勤務員待機室、仮眠室、給湯室、預かり所×2室を手際よく開設。
子供らとともに出勤した隊員が同隊舎に集り、衛生隊スタッフによる健康診断の後、育児担当隊員及び事務官に子供を託しそれぞれの部隊へと戻った。
環境の変化と見慣れない人々に泣く子供らもいて、心配そうな面持ちで我が子を見つめる母親もいたが、任務のためと部隊へと戻って行く光景に、隊員が安心して勤務に邁進できる環境が徐々に確立されつつあると認識した。
更にこの制度を有効にするため、5日間が限度の同支援とAt-FSCがタイアップし、同支援態勢をAt-FSCがそのまま引き継ぐような業務活動は出来ないものだろうかとの前向きな所見も現れ、本訓練研修の成果は十分にあったものと思われる。
また、過日機会を得て、安田事務局長以下の3名は、厚木基地近傍「綾瀬中央幼稚園」での保育研修も実施した。
これは、緊急登庁時の隊員家族一時預かりを担任する厚生隊家族支援担当の事務官等が、当該施設を通じ、保育に関する基本心得や注意事項等を研修するもので、At-FSC事務局としてもその状況を見学したものだ。
At‐FSCでの家族支援は子育て経験のある提供会員が過去の育児経験との大きく異なる点を認識することが必要で、子供のアレルギー等を考慮した昼食風景や、特に注意を要する衛生管理面等を重点的に研修した。
今次の訓練・研修等を通じ、真摯に従事する隊員達のたゆまない努力に敬意を表するとともに、今後は、隊員家族の面倒をみるこれら制度の重要性を再認識するとともに、At-FSCと厚木基地との意志疎通を益々促進し、更なる支援態勢の充実を進める必要があると強く認識した。
特に、児童を預ける依頼会員と預かる提供会員との間での信頼関係の育成が最も重要であり、今後は、そのための両者による交流会等を計画実施していく方向で、双方とも積極的な参加が望まれる所以である。 (堀総務担当幹事 記)
厚木航空基地ファミリー・サポート・センター(At-FSC)
✩厚木航空基地ファミリーサポートセンター(At-FSC)設立の覚書署名式に参加✩
湘南水交会(会長:植月政則)は、平成28年7月11日(月)厚木航空基地支援団体連絡協議会の一員として第4航空群(群司令 松本完海将補)との間で、At-FSC設立のための「厚木航空基地海上自衛隊員の家族支援に関する覚書」に署名した。
At-FSCの目的は、厚木航空基地の海上自衛隊員が災害派遣等で緊急登庁を命じられた際、保護が得られなくなる園児・児童を、支援団体の会員で構成される提供会員が一時的に預かるという枠組みに必要な調整・支援を実施することである。
厚木航空基地支援団体連絡協議会(会長:大髙大和市自衛隊協力会会長)は、厚木航空基地所在部隊及び隊員の支援に関して厚木基地支援団体相互の調整を図る目的で、昨年6月1日に「隊友会県央支部」、「自衛隊父兄会大和地区会」、「同父兄会海老名・綾瀬地区会」、「水交会湘南支部」、「自衛隊厚木基地協力会」及び「大和市自衛隊協力会」の6団体で構成・発足したものであり、昨秋の第4航空群からの要望に基づきAt-FSC設立に向けた検討を実施してきた。
特に、本年2月からは、At-FSC設立の準備委員会を立ち上げ、安田湘南水交会副会長が委員長として、湘南水交会から2名及び他5団体からそれぞれ1名の委員、並びに4空群及川監理幕僚、厚空基三池田厚生隊長他2名の隊員が参集し、7回にも及ぶ熱心な準備委員会を重ねてAt-FSCの運用要領等の諸規則を整備すると共に、厚木航空基地隊内にはAt-FSC事務局が開設された。準備委員は、引き続きAt-FSC事務局員として活動を継続する。
覚書署名式においては、4空群司令及び6支援団体の長が署名した7部の覚書が作成され、各団体の長に対しそれぞれ1通が手渡された。各団体の長をはじめとする参加者からは、準備委員に対する労いの言葉と共に、これからがAt-FSCの本当のスタートであり、約1450名の会員数を持つ厚木基地支援6団体の利点を生かして、我が国の国防を担う隊員が職務に専念できる環境形成に寄与していく決心を新たにしていた。
At-FSCに関する情報は、水交会HPで閲覧可能であり、本趣旨に御賛同戴き多くの方々の提供会員への応募をお願いしたいと考えている。
☆支部だよりの詳細は、湘南水交会のホームページをご覧ください。