東京支部
役員等 | 会 長 山本 高英 副会長 福本 出 副会長 﨑津 寛光 副会長 宮越 総己 幹事長 柴田 弘 事務局長 小笠原 正典 |
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令和7年5月 月例参拝に参加、そして日本最古の海軍墓地跡へ
2025年5月15日
令和7年5月15日(木) 山本会長以下15名は水交会本部主催の月例参拝に参加しました。月例参拝は昭和36年5月17日に行われた元陸海軍将官による「靖国神社月例参拝会」が行われたことに源を発します。月例参拝会の会員が時の経過とともに鬼籍に入り、15年後にはとうとう10名を切ったことから、水交会及び偕行社に受け継がれました。水交会による月例参拝第1回は昭和51年6月17日(木)であり、以来約50年間継続しています。従来、靖国神社、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、自衛隊殉職者慰霊碑の順で参拝が行われておりましたが、最近ではコロナ禍等の影響を受けて、一般参加者は靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑で終了としています。我々東京水交会のメンバーは千鳥ヶ淵戦没者墓苑で月例参拝を終えた後、明治学院白金キャンパスの一画にある「旧海軍軍人白金墓地記念堂」(以下「記念堂」という。)に移動し、日本最古の海軍墓地研修を兼ねて献花参拝することとしました。明治の初年、海軍の運用拠点が品川、築地にあり、そこからほど近い白金台に創設された白金海軍墓地は全国9か所(旅順三里橋を含む。)ある海軍墓地の中で最も古いものです。記念堂に移動し、初代水交会会長である山梨勝之進が記した「白金海軍墓地史蹟記念碑」に献花参拝しました。この史蹟記念碑には、次世代を担う若人の教育のため敷地の拡張を明治学院が熱望していたこと、そして戦後海軍が解隊されたのを機に、隣接する海軍墓地の払い下げ申請をしたことに鑑み、埋葬者のご遺族、第2復員局、東京都ほか、関係者が協議したこと、更にご遺族の感情を大切にする条件を明治学院が誠実に受け入れたことにより払下げが実現した経緯などが記されています。次に、日本海軍最初の遠洋航海を行った筑波の「海軍墓誌」、龍驤の「南米航海死者招魂碑」、勝安房(勝海舟)が記した「松井御楯慰霊碑」などの研修を行った後、明治学院歴史資料館にて明治学院と白金海軍墓地の関係を三上様よりジオラマを使った説明を受け、月例参拝及び記念堂研修を終えました。
そして、一日の終わりに、参拝後の直会と研修後の反省会を兼ねた懇親会で会員相互の親睦を深めたのは言うまでもありません。 (東京支部事務局長 小笠原正典 記)
幹部学校職員教養講話に講師派遣
2025年4月21日
東京水交会は4月21日(月)、海上自衛隊幹部学校(校長:石巻義康海将)の依頼により講師を派遣し、職員約100名に対する教養講話の支援を行った。これは、4月26日の「海上自衛隊の日」にちなみ、「聞書・海上自衛隊史話」(1989年)ほか海自史関連書物を発刊している水交会に依頼するのが適当との判断から、同校の支援にあたる東京支部に依頼されたものである。講師選定にあたり、かねてから第1術科学校と幹部候補生学校においてこのテーマでの講師を務める福本副会長が担当した。
元掃海隊群司令、元幹部学校長である講師は「海上自衛隊の黎明〜海軍復興をかけた7年の戦い」と題し、帝国海軍の発祥と滅亡から説き起こし、我が国の海上防衛力復興の基礎をつくったY委員会が極めて短期間で海上警備隊発足計画をまとめ得た陰に、最後の海軍大臣米内光政大将が保科善四郎中将に託した“密命”があったことから講話を開始した。
例年呉総監を執行者として香川県琴平町で行われている掃海殉職者追悼式に欠かさず参列している講師は、終戦直後から航路啓開業務に従事し、かつ朝鮮戦争に派遣され戦死者を出しながらも連合軍の逆上陸作戦に大きく寄与した航路啓開隊の貢献なくしては、徹底的な武装解除と元軍人の公職追放を行い、軍隊の保有を禁じた憲法を強いた米国が、警察力の強化と、PFの貸与による海上防衛力保持許諾という占領政策の大転換はあり得なかったことを忘れてはならないと強調した。また海上自衛隊の日について、「最も憤懣やるかたない日となった」との手記を残したY委員会元海軍側の委員であった吉田英三(兵50期、元海軍大佐、初代自衛艦隊司令官)の言葉を引きつつ、この日には1隻の船、1名の隊員もおらず、船に掲げる旗もなく、海上保安庁次長から任命された総監1名だったことを脳裏に留めるべきだと力説した。
講話の締めくくりには、海上自衛隊の“血統”を示す2隻の艦であるとして、帝国海軍と海自の両方に所属した護衛艦「わかば」と特務艇「ゆうちどり」の艦歴を紹介し、海自誕生までの7年を決して「空白」と認識してはならないと講話を締めくくった。
質疑応答では時間ギリギリまで的を射た活発な議論ができ、講話の趣旨が聴講者にしっかりとどいたことを確信しつつ、古巣の幹部学校を後にした。
(副会長 福本 出 記)
スプリングコンサート開催
2025年4月19日
昨年3月末に発足し設立1年を迎えた東京水交会は、軍談会に続く新たな文化行事として、4月19日(土)に、陸海空元音楽隊員によるスプリング・コンサートを開催した。このコンサートは、元東京音楽隊コンサートマスター宮越副会長率いる音楽隊OB/OGで構成されたサクソフォン(サックス)アンサンブルの好意により実現したものだ。会場となった水交会本部には会員およびご家族や、友好団体会員等から応募された約40名が、間近で聴く生演奏ならではの迫力あるサウンドを楽しんだ。
出演者は、高音から順にソプラノ/アルト:宮越総己(海)、アルト:落合道子(海)、テナー:和田乃理子(空)、バリトン:齋藤了(陸)の四名。いずれも海自東京音楽隊、陸自中央音楽隊、空自航空中央音楽隊を担ったプロの演奏家たちが、春にちなんだ「さくらのうた」「花は咲く」や、昔懐かしい松田聖子のヒット曲など、来場者に楽しんでいただけることを念頭に選曲し、宮越リーダーみずから編曲した曲の数々が披露された。また福本副会長が趣味のフルートでゲスト出演し、「瑠璃色の地球」など3曲で合奏に加わり会場をおおいに盛り上げた。
進行をつとめた宮越リーダーからは、楽曲紹介のほか普段あまり聞くことがない音楽隊にまつわる興味深いエピソードも紹介された。美しいハーモニーに魅了された90分は瞬く間に終盤を迎え、定番の行進曲「軍艦」で幕を閉じた。
初めての企画ということもあり来客の反応が懸念されたが、出演者を交えた懇親会では「生演奏は初めて、感動しました」「おもわず涙が出ました」「東京水交会にしかできないよい企画でした」などの声が寄せられ、出演者・担当幹事とも安堵するとともに、引き続き会員に喜ばれ当会の発展につながる様々な企画を打ち出して行こうとの心新たに、笑顔がたえない演奏会となった。
(副会長 福本 出 記)
ガダルカナル島慰霊巡拝のご案内
戦後80年特別企画として、全国ソロモン会による「ガダルカナル島慰霊巡拝(令和7年7月30日(水)〜8月9日(土))」が企画されています。現地では各戦跡や慰霊碑を巡りつつ、僧侶による読経供養、また現地駐在の日本国大使や在留邦人、現地要人を招聘し、慰霊法要を執り行う予定です。関心をお持ちの方は、全国ソロモン会事務局にお問い合わせください。
※全国ソロモン会とは
昭和40年に発足した戦友会。「全国第17軍ソロモン会」と「海軍ソロモン会」が合同し、「全国ソロモン会」として今も有志が中心となってビスマーク・ソロモン諸島方面の戦没者の慰霊顕彰と遺骨収容、現地村落との国際親善活動を継続しています。
全国ソロモン会HP http://www.japan-solomon.com/
海上自衛隊幹部学校「第72期指幕僚課程卒業式」への参列及び激励
2025年3月26日
令和7年3月26日(水)、海上自衛隊幹部学校において「第72期指揮幕僚課程卒業式」が執り行われました。東京水交会を代表し、山本会長、柴田幹事長、三宅幹事が参列し、学校長、副校長、および卒業生を激励しました。第72期指揮幕僚課程の学生は、オーストラリア海軍、インド海軍、インドネシア海軍、韓国海軍の留学生及び陸空自交差学生を含む精鋭37名でした。卒業式に先立ち、学校応接室にて吉岡副校長と懇談したのち、午前11時から大講堂にて卒業式が開始されました。
式典では、卒業証書の授与、留学生への褒章状等の授与が行われ、その後、石巻学校長による式辞、斎藤海上幕僚長の訓示が述べられました。さらに、来賓として東京国際大学准教授の山口亮様が、学生に対する講義を通しての祝辞を述べられました。皆様の祝辞は、今後の勤務に向けた激励やその心得について熱く語られ、心のこもったものであり、参列者一同、身の引き締まる思いで拝聴しました。
卒業式終了後、会場を合併講堂へ移し、祝賀会が開催されました。学校長のユーモアに富んだ挨拶と乾杯の後、和やかな祝宴が繰り広げられました。終盤には、幹部学校後援会から留学生へ記念品が贈呈され、その後、東京水交会の山本会長より、卒業生全員に対して記念品として「市ヶ谷ブラックカレー」(護衛艦「いせ」のレシピを参考に、イカ墨を使用したシーフードカレー)を贈呈しました。本カレーは「やっぱり金曜日はカレーだよね」というカレー店と東京水交会とのコラボレーション企画のレトルトカレーであり、山本会長による説明の際、卒業生の多くの次の勤務先が海幕・統幕であったため、海幕参加者から「市ヶ谷はブラックではないよ!」といったユーモラスなツッコミが入り、会場は大いに盛り上がりました。
祝賀会の後には、学校総員と来賓者が一堂に会し、次の勤務地へ向かう卒業生を、東京音楽隊の演奏による「軍艦マーチ」とともに見送りました。今回は、昨年3月の東京水交会開設以来初の学校に対する激励となりましたが、終始和やかな雰囲気の中で執り行われ、今後の活動の大きな糧となりました。
(柴田幹事長記)
東京水交会スプリングコンサート及び懇親会のご案内
2025年4月19日
東京水交会では、春のひとときを音楽で楽しんでいただきたく、スプリングコンサートを企画いたしました。ご家族、ご友人等お誘い合わせいただき多数のご来場をお待ちしております。
また、コンサート終了後、水交会ピーターハウス2階で懇親会(会費5,500円、立食・飲み放題)を計画しております。
参加をご希望の方は、令和7年4月10日(木)までにメール(tokyosuikoukai-hasegawa@outlook.jp)にて、「水交会会員番号とお名前、ご連絡先(携帯番号)、同行者のお名前、懇親会参加の有無」をご連絡ください。
軍談会を開催
2025年2月7日
東京水交会は、2月7日(金)、ピーターハウスにおいて、講談師の神田伊織師を招き、『軍談会』を開催しました。軍談とは、元々は主として源平、戦国合戦の軍記物を読み聞かせる講談のことでしたが、日清・日露戦役以降、実際の戦闘の模様を講談師がストーリー化し、大衆に披露するという、当時流行した娯楽のひとつでした。しかしながら、大東亜戦争終結以降、講談の世界では封印されてしまい忘れ去られていました。もともと国語を専門に教える塾を開業し、歴史が好きだった神田伊織師は、講談師の神田香織師に入門してから戦前の原稿を発見しました。その後6年間の前座修業を経て2022年に二ツ目に昇進、独学でこれらの軍談を語るべく今日まで温めてきました。東京水交会としては、このような軍談を発表する場として、海軍を継承している水交会が適切であると考え、東京水交会の行事として開催することにしました。
今回の演目は、古典軍談「源平盛衰記~扇の的」(屋島の戦い)と日露戦争中の「黄海海戦~三笠奮闘」の二題として、会員等50名弱が拝聴しました。「扇の的」は朗々たる声、そして圧倒的な迫力とよどみない語りで参加者を惹きつけ、後者の「三笠奮闘」は戦後初めての公演となり、将兵の奮戦がそこに迫る、講談を聞いたことがない方も、日露戦争になじみがない方も興味深く楽しむことができました。
東京水交会では、当会の主な活動目的である純粋な慰霊顕彰を継承することは申すまでもありませんが、先人の偉業や辛苦を顕彰することは、形を変え、少しでも身近に感じ、その想いを馳せることができればという願いを込めた初めての試みとなりました。
講談終了後、神田伊織師も参加して懇親会を行いました。懇親を深める中、逆に伊織師から海軍に関する質問が会員に投げかけられ、号令の仕方や魚雷の擬音などの表現方法など、和やかな笑いも誘う場面もあり、東京支部会員との親睦を深めることができました。今後は軍談演目を増やしていただき、支部の枠組みを超えて開催できればとも願う次第です。
(崎津副会長 記)
目黒地区部隊等研修
2024年12月4日
令和6年12月4日(水)午後、目黒地区部隊等研修として、海上自衛隊幹部学校、及び防衛装備庁艦艇装備研究所(以下、それぞれ「幹部学校」、「艦装研」と言います。)の研修会を行い、東京水交会から山本会長以下28名が参加しました。
今回の研修の目的としましては、①幹部学校所蔵の歴史的資料の見学を通じて、海軍及び海上自衛隊への理解を深める。②艦装研の歴史、役割、研究施設や研究内容の研修をする。③研修参加者間の懇親、などとしました。
当日午後13時過ぎに正門に一同集合した後、幹部学校から車両を出して頂き、三度にも及ぶピストン輸送で、最初の研修先である幹部学校に到着しました。幹部学校では山本会長以下5名が学校長を表敬するとともに、幹部学校の概要として、組織、沿革、任務と教育理念、歴史的経緯などのほか、展示資料の詳細なご説明を頂きました。その後、公室に展示されている展示品の見学をさせて頂きました。福本副会長の名解説も加わり、食い入るように、皆様熱心に見学をされていました。

資料を見学する参加者
今回の研修では、幹部学校と艦装研それぞれの、海軍との深い関わり、先人の業績を知ると共に、今日の海上自衛隊との関係性も学ぶことができたと思います。また、東京水交会ならではの東京所在の部隊等を研修するという、意義深い一日になったと思います。
なお、艦装研では海上自衛隊の艦船の研究が主でありますが、陸上自衛隊の船舶や装備品、海上自衛隊の飛行艇に関する研究も担当されたとの説明がありましたことを付言しておきます。

艦装研の概要説明

施設見学の状況
研修終了後、皆様で近隣の宴会場に移動し、懇親会を催しました。こちらも多数の方のご参加があり、多いに語り、飲食し、会員間の親睦を図ることができました。
末筆ながら、この度の研修では、幹部学校と艦装研におかれまして、多大なるご準備のうえ、誠心誠意の心温まるご対応を頂きました。この場をお借りして、心からの感謝を申し上げたいと思います。
(本山幹事記)

学校長との記念撮影
令和6年度海上自衛隊遠洋練習航海帰国行事に参列
2024年11月11日
令和6年11月11日(月)、宮越副会長以下12名は横須賀地方総監部で行われた練習艦隊帰国行事に参列しました。5月20日に晴海埠頭を出港した練習艦隊(初級幹部約190人、練習艦「かしま」、「しまかぜ」)は、過去最長となる175日間で11か国、13寄港地を航海し帰国しました。この練習航海は幹部としての資質を身につけるために行われているもので、最初の遠洋練習航海は今から150年ほど前の明治8年に練習艦「筑波」によるサンフランシスコ訪問であり、以来、連綿と行われ、海上自衛隊に受け継がれているものです。
帰国行事は練艦隊司令官による帰国報告に始まり、海幕長訓示(海幕副長代読)、外務大臣政務官による来賓代表挨拶、来賓紹介により閉式となりました。前夜の雨のため体育館での行事となりましたが、その後の実習幹部の退艦行事は雨あがりの清々しい天候の下と言いたいところですが、曇り空の下、横須賀音楽隊が奏でる軍艦マーチ、蛍の光により済々と行われました。半年前の出国時とは異なり、実習幹部一人ひとりが頼もしく思え、この国の将来に少しばかり安堵しました。
今回寄港した国々は次のとおりです。
ブルネイ(ムアラ)、セーシェル(ビクトリア)、南アフリカ(ケープタウン)、セネガル(ダカール)、イタリア(ナポリ)、トルコ(イスタンブール)、スペイン(バレンシア)、ドイツ(ハンブルク)、イギリス(ロンドンおよびサウザンプトン)、アメリカ(ノーフォークおよびハワイ)、メキシコ(アカプルコ)
(小笠原事務局長 記)

練習艦「かしま」を背景に逸見岸壁にて
軍艦多摩戦没者慰霊祭に参列
2024年10月25日
令和6年10月25日(金)、山本支部会長以下10名は大國魂神社(府中市)で行われた軍艦多摩戦没者慰霊祭に参列しました。軽巡洋艦「多摩」は第二次世界大戦で捷一号作戦に従事中、昭和19年10月25日、米潜水艦の雷撃を受け沈没、艦長山本岩多大佐はじめ乗組員総員が沖縄南方600キロの海に沈みました。「多摩」の艦内神社には大國魂神社が祀られていたことから、「多摩」沈没から70周年にあたる平成26年に大國魂神社の猿渡昌盛宮司(東京水交会会員)の発案で境内に軍艦多摩戦没者慰霊碑が建立され、併せて軍艦多摩顕彰会が設立され毎年10月25日に戦没者慰霊祭が行われてきました。
東京水交会としても、慰霊顕彰は重要な活動のひとつと考えており、東京ゆかりの軍艦(多摩川が由来)の戦没者慰霊祭ということで参列させていただきました。今年は沈没から80年の節目の年にあたり、遺族の方や軍艦多摩顕彰会の方々と一緒に慰霊行事に参列させていただき大変有意義な一日となりました。
戦没者慰霊祭は、国歌斉唱の後、祭詞奏上、浦安の舞の他に特別に朝日舞(神主による舞)が奉奏され、「海ゆかば」の合唱、玉串奉奠と続きました。慰霊祭の後、同神社の結婚式場で直会が行われ、軍艦「多摩」を偲び懇談に花が咲きました。(山本会長 記)

軍艦多摩慰霊祭 猿渡宮司の挨拶

軍艦多摩慰霊碑

慰霊祭に参列した東京水交会会員

慰霊祭後の直会
英王立海軍協会日本支部主催トラファルガー・ナイト・ディナーへの参加
2024年10月11日
10月11日(金)、英王立海軍協会(RNA: Royal Naval Association)日本支部がニュー・サンノー・ホテル(東京都港区南麻布)で開催した「トラファルガー・ナイト・ディナー」に、東京水交会から山本会長ご夫妻以下8名が参加しました。
本夕食会は、1805年10月21日のトラファルガー海戦での英海軍の勝利とこれを導いたホレーショ・ネルソン提督を称えるため、200年以上に亘って英本土はもとよりRNA支部が所在する世界各地で行われている英海軍の伝統行事で、今回はRNA日本支部会員、在京の各国武官等に加え、東京水交会の会員が新たに加わったことで、過去最高の約50名の参加者を得て開催されました。
夕食会は、RNA日本支部プレストさんの挨拶、最長老のターナーさんによる祈りにより開始され、以後、トラファルガー・ナイト伝統の流儀により進められました。特に、ネルソン提督の生い立ちや英海軍における功績、トラファルガー海戦の概要や海戦が与えた影響、今日的意義は、会を通じて国防武官ウィリアムズ大佐はじめ在京英大使館の陸海空武官から都度紹介され、本夕食会が英海軍及び英国にとって大変重要であることが強調されました。また、会の終盤には海戦の相手方である仏海軍武官のスピーチやポートワインによる天皇陛下・チャールズ国王への乾杯が行われ、最後に参加者全員で英海軍歌の「Hearts of Oak」及び「Life on the Open Wave」を合唱して終了となりました。
本夕食会は、開会前のカクテルアワーを含めれば4時間を超える会となりましたが、参加会員は英海軍ならではの格調ある会を満喫するとともに、RNA日本支部長でもあるウィリアムズ海軍大佐、先般RNA日本支部に入会したワット加国防武官はじめ在京の国防/海軍武官及びその配偶者との交流を深めることができた楽しい時間となりました。そして、東京水交会としても、支部発足と前後して交流を開始したRNA日本支部との関係をより強固なものとする貴重な機会となりました。(石田幹事 記)

RNA東京支部のワット加国防武官(左端)、プレストさん(左から4人目)、ウィリアムズ英国防武官(左から6人目)とともに
駐日カナダ国防武官主催海軍交流会への参加
2024年9月18日
9月18日(水)、駐日カナダ国防武官ロバート・ワット海軍大佐(Captain(RCN) Robert WATT)が王立海軍協会(RNA: Royal Navy Association)日本支部とともに開催したイベント「“エリー湖の戦い”海軍交流会(“Battle of Lake Erie” Naval Meet & Greet)」に、東京水交会から柴田幹事長以下3名が参加しました。
加国防武官が在京海軍関係武官等を在京カナダ大使館に招待しての交流会は2回目とのことですが、今回はワット大佐が先般入会したRNA日本支部との共催となり、支部発足以来関係を深めてきたRNA日本支部とのご縁の中で東京水交会会員も招待されました。
本イベントに冠された「エリー湖の戦い(カナダ建国前の1813年9月米英戦争中の湖上戦。米海軍艦艇9隻が英海軍6隻の艦艇を捕獲しエリー湖の制海権を確保)」について、事前のやりとりではRNA日本支部長でもある駐日英国国防武官コリン・ウィリアムズ海軍大佐(Captain(RN) Colin WILLIAMS)からワット大佐に対し、「“我々”英海軍が米海軍に負けた戦いを何故祝うの?」とのツッコミも入っていましたが、当日は戦いの概要を含むワット大佐の挨拶とウィリアムズ大佐の乾杯により開始され、大使館内のバーにてビール、ワイン等を片手に和やかな交流・懇親が続きました。

ワット加国防武官及びウィリアムズ英国防武官とともに
本イベントは、これまで東京水交会が実施してきた外国艦船入港支援と異なり、東京に駐在する各国の海軍種武官(海兵隊及び沿岸警備隊を含む。)との親交を深める良い機会になるとともに、10月11日(金)に山本会長ご夫妻以下東京水交会から8名が参加予定の英国防武官・RNA日本支部主催の英海軍伝統行事「トラファルガー・ナイト・ディナー」に関しても知見が得られる貴重な機会となりました。
(石田幹事記)
幹部学校創立70周年行事に参列
2024年9月14日
令和6年9月14日(土)、未だ酷暑が衰えない中、水交会東京支部を代表して山本会長、崎津副会長は『海上自衛隊 幹部学校創立70周年記念行事(記念式典、記念講演、祝賀会)』に参列しました。なお、東京支部の会員である福地元海幕長と福本副会長は歴代校長として参列しました。
午前10時から大講堂にて記念式典開始、江川学校長による海幹校の歴史と幹部教育の在り方を含めた、冷静ながら力強いご挨拶に引き続き福地元海幕長の祝辞がありました。続いて防衛大学校名誉教授・国際日本文化センター名誉教授の戸部良一先生による記念講演が行われました。戸部先生はご自身の郷里と同じ宮城県仙台市出身で、軍令部次長の現職で早逝された斎藤七五郎海軍中将(海兵20期・海大4期)の話から講話を始められました。斎藤が海大学生当時の教官には秋山真之がおり、後に同時期に海大教官として学生教育に当たった斎藤中将の伝記から、高級幹部教育の重要性を紐解かれ、特に読書の重要性と幅広い一般教養を備えることの重要性を強調されました。また、幹部学校で戦史特別講師として長く教鞭を執られた新見政一中将(海兵35期・海大戦史教官)の教えを引き、戦争経験のない世代にとってはいかに戦史を学ぶことが極めて重要であることを述べられました。そのうえで中山定義初代幹部学校長の言葉を引き、帝国海軍大学校教育の反省を基に創設された幹部学校教育が、その原点を忘れず、不断に初心に返るとともに進取の精神を忘れず発展することを祈念すると締めくくられました。
記念撮影の後、祝賀会に移行、青木目黒区長のユーモアに富んだご挨拶ののち、江川学校長はじめ福地元海幕長、杉本元海幕長、同目黒区長、平間海幹校後援会長、豪海軍武官、職員代表の高取1佐ご家族により鏡開きが行われ、祝賀会は各テーブルに学生が入り、終始和やかな雰囲気のなか行われました。
今日まで我が国の海上防衛のシンクタンクとして、そして部内教育の最高学府として在り続ける幹部学校創立70周年に、水交会東京支部として祝意を申し上げる次第です。
(崎津副会長 記)
ドイツ海軍艦艇2隻が東京寄港
2024年8月20日
8月20日(火)、連日の猛暑の中、インド太平洋方面派遣部隊のドイツ海軍フリゲート艦「バーデン=ヴュルンテンベルグ」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」の2隻が東京国際クルーズターミナル(東京都江東区青海)に寄港し、東京水交会からは、崎津副会長以下、12名の会員が入港を出迎え、引き続き行われた歓迎行事に参列しました。
歓迎行事は、東京水交会馬渡広報担当幹事から派遣部隊指揮官のシュルツ准将への花束贈呈から始まり、その後、ジグムント次期駐日大使、真殿横須賀地方総監、シュルツ派遣部隊指揮官の挨拶、ホストシップ「まや」艦長の太田1佐と「バーデン=ヴュルンテンベルグ」艦長のフート中佐、「フランクフルト・アム・マイン」艦長のヴァイセンゼー中佐との間でそれぞれ記念品が贈呈され、最後に記念撮影をして終了しました。特に、真殿総監からは、本行事に東京水交会会員が参列していることを紹介していただきました。
歓迎行事終了後、派遣部隊及び在京ドイツ連邦共和国大使館のご厚意により、「バーデン=ヴュルンテンベルグ」の艦内を案内していただきました。同艦は、2019年6月に就役した125型フリゲートの1番艦で、排水量7316トン、全長149.5m、幅18.8mの大型艦です。ゆったりした艦内では、「ハープーン」対艦ミサイル、RAM近距離対空ミサイル、搭載RIB及びヘリコプターの他、艦橋、士官食堂、格納庫などを見学することができました。最後に、案内をしてくれた同艦士官お二人に、崎津副会長から記念品を贈呈して艦内見学は終了しました。会員からは「ドイツ海軍の装備は海自に比べてシンプルにみえるが、本国を何ヶ月も離れての任務で故障した際に、乗員でもある程度修理できて、任務継続が可能なようなコンセプトで、建造されているのではないか」との感想があるなど、海上防衛に関する理解向上になったとともに、ドイツ海軍及び在京ドイツ連邦共和国大使館との良い交流の機会となりました。
(三宅幹事記)
トルコ海軍艦艇「クナルアダ」東京寄港関連イベント
2024年6月12日~6月16日
日本・トルコの外交関係樹立100周年を記念してトルコ海軍アダ級コルベット「クナルアダ」が、東京国際クルーズターミナル(東京都江東区青海)に寄港し、東京支部会員が以下のイベントに参加しました。これは、今年3月に発足した東京支部にとって初めてとなる本格的な海上自衛隊部隊支援及び域内友好団体等である在京トルコ共和国大使館との交流の良い機会となりました。
6月12日(水) 入港歓迎行事
山本会長以下16名の会員が、今年初の真夏日を記録した晴天の東京国際クルーズターミナルにて「クナルアダ」の入港を出迎え、引き続き行われた歓迎行事に参列しました。歓迎行事は、東京支部賛助会員の(株)石川製作所東京研究所鴫原様から「クナルアダ」ドアン艦長への花束贈呈から開始されました。その後、ホストシップ「ときわ」の有村副長、ドアン艦長、伊藤横須賀地方総監、ギュンゲン駐日トルコ大使のご挨拶、両艦間での記念品贈呈の順で行われ、特に伊藤総監からは本行事に東京支部会員が参加していることのご紹介をいただきました。そして、最後に「クナルアダ」をバックに、乗組員及び来賓の方々と一緒に写真撮影をする機会に恵まれ、一連の行事は終了しました。
6月13日(木) 艦上レセプション
山本会長、福本副会長が、彬子女王殿下、木原防衛大臣はじめ国内外から多数の来賓が参加された艦上レセプションに参加しました。レセプションは、「クナルアダ」紹介ビデオの上映、ドアン艦長、ギュンゲン大使、彬子女王殿下のご挨拶、ケーキカット、木原大臣による乾杯の順で進められ、その後、トルコ料理をはじめとする「クアルナダ」のおもてなしにより、和やかな懇談が続きました。
6月14日(金) 艦内特別公開
トルコ側のご配慮により実現した東京支部会員用艦内特別公開に会員18名が参加しました。乗艦・退艦時にはドアン艦長の出迎え・見送りを受けるとともに、今回の来日目的やトルコ国民の日本に対する思いをお話いただきました。艦内見学も副長にご案内いただきました。トルコ大使館間嶋様の通訳により、副長からの熱のこもった説明もよく理解することができました。見学の終了にあたり、元トルコ防衛駐在官の田尾様と艦長の間でギフト交換が行われ、退艦後に「クナルアダ」をバックに参加者全員での写真撮影を行い、無事特別公開は終了しました。
6月16日(日) 出港見送り
山本会長以下9名の会員が「クナルアダ」出港見送りに参加しました。心配された天気も回復し、出港前のドアン艦長、見送りに来られていたギュンゲン大使と談笑する機会にも恵まれました。定刻の午前9時「クナルアダ」は、今回来日の最終寄港地呉に向け、東京国際クルーズターミナルを出港しました。
(石田幹事記)
旧海軍軍人白金墓地記念堂慰霊祭
2024年5月28日
5月28日(火)、雨模様の中、明治学院大学構内に所在する『旧海軍軍人白金墓地記念堂』にて慰霊祭が執り行われ、水交会からは山本高英東京支部会長ほか4名が参列しました。
祭始の奏楽にはじまり、参列者一同起立の上、修祓、降神の儀が行われ、記念堂にあつらえられた祭壇を前に、靖國神社・長倉就明神職の厳かな祝詞が響きました。一同、めいめいに玉串奉奠の上、諸英霊安らかならんことを祈念した頃には、すっかりと少雨も上がっておりましたことが印象的でした。
東京支部・小笠原事務局長執筆の調査資料(「水交」2017年陽春号58ページ参照)によれば、明治以降、帝國海軍創設にあたり、日常の訓練等で殉職する海軍軍人の埋葬の必要から海軍省布達により定められた由緒ある墓所です。とりわけ、我が国最初である明治8年遠洋練習航海にて腸チフスにより病没した乗員、また明治15年の南米航海中、脚気により病没した乗員のの御霊が祀られていることは、今や当たり前のように衛生環境や栄養確保がなされている全ての航海において、先人の労苦を偲ぶに余りあるものがあります。戦後は海軍が解体するに際して明治学院に払い下げられましたが、ご遺族の感情を大切に、何より諸霊位の平穏を今日まで継続して慰霊が営まれてきた、都内でも屈指の帝國海軍ゆかりの慰霊堂でもあります。
普段は自由に参拝はできませんが、今後、東京支部といたしましては、慰霊の継承を胸に粛々と参列して参りたいと思います。
(﨑津幹事記)
第1回幹事会を開催
2024年5月30日
5月30日(木)14:00~﨑津副会長が住職を勤める浅草の壽仙院(じゅせんいん)をお借りして、支部発足後初めての第1回幹事会が開催され、山本会長以下13名の役員が出席しました。 議題は以下のとおりで、東京水交会の活動を活発かつ充実したものにするべく熱心に意見が交わされ、予定時間をオーバーする勢いでした。④のトルコ海軍艦艇の東京寄港に関連する行事については、既にご案内しておりますが、今後とも支部会員の皆様に適時適切な情報をお伝えするよう心掛けて参ります。
① 新担当幹事の指定
② 令和6年度活動細部計画
➂ 東京水交会としての慰霊顕彰
④ トルコ海軍艦艇入港関連行事
⑤ 令和6年度活動予算及び準備物件
⑥ 幹事間の連絡用メール運用
⑦ その他
幹事会の状況
会議終了後、﨑津住職の案内で、本堂、院内の慰霊碑等を見学しました。
集合写真(中央が山本会長と﨑津副会長(本院住職))
なお、ビスマーク・ソロモン諸島方面の戦友会である全国ソロモン会の事務局が所在します。
幹事会終了後は、近くの中華料理店で懇親会を持ち、美味しい料理とアルコールで楽しいひと時を過ました。
華春楼にて
(長谷川幹事記)
東京水交会の新しい法人会員紹介
やっぱりカレーは金曜日だよね:2024年5月
5月10日(金)、山本会長、福本、崎津両副会長は、金曜日はカレーでしょ!ということで、市ヶ谷にある「やっぱりカレーは金曜日だよね」というお店で海自カレーを喫食した。この店は、(株)創新社の鈴木社長が趣味で開業したもので、海上自衛隊が公開しているレシピを使い毎月カレーの種類を変えて提供しており、今月は護衛艦「いかづち」カレーだった。また、鈴木社長の一番のお気に入りで肝いりの護衛艦「いせ」のブラックカレーをアレンジした「市ヶ谷ブラックカレー」もメニューに載せている。この他、空自の空(唐)あげや陸自のカレーも食べられるミリ飯のお店なのである。
実は勤め先が同店にほど近い福本副会長は、かねてから時々ランチに立ち寄っていた。まさに水交会のためにあるようなお店なので東京水交会発足に際し、入会をお願いしたところ、鈴木社長からも是非入会したいということで、親会社である(株)創新社が水交会東京支部に入会することとなった。今後は、東京水交会とコラボしてレトルトカレー(市ヶ谷ブラックカレー)の販売を計画しており、売り上げの一部を慰霊顕彰のために水交会に寄付したいというご意向も伺った。
お店は、靖国神社と市ヶ谷駅の間にある一口坂の交差点を少し下ったところにあり、会員の皆さんも靖国神社参拝の際に立ち寄っては如何だろうか。 (山本会長 記)
護衛艦「いかづち」カレー
やっぱりカレーは金曜日だよね 店の入り口 山本会長、福本副会長
鈴木社長を囲んで(左から山本会長、鈴木社長、福本副会長、﨑津副会長)
令和6年度遠洋練習航海部隊艦上レセプション
晴海埠頭:2024年5月
5月10日(金)夕刻、東京晴海埠頭に係留中の練習艦「かしま」、「しまかぜ」において練習艦隊司令官(遠洋練習航海部隊指揮官)西山高広海将補主催の艦上レセプションが開催され、東京支部から会長の代理として 﨑津副会長と長谷川幹事が出席しました。なお、会社の業務その他で招待を受けた会員も出席いたしました。今年は、5月20日(月)~11月11日(月)(175日間)の予定で、第 74期一般幹部候補生課程修了者約190名(うち女性約30名)を含む約570名が、いわゆる世界一周のコースに参加いたします。文字通り前途洋々の初級幹部のキラキラした眼が印象に残りました。 心からご安航をお祈りいたします。
中央が酒井海幕長
西山司令官ご夫妻と﨑津副会長(左)長谷川幹事(右)
坂井「かしま」艦長 勝目横須賀水交会幹事
(長谷川幹事 記)
あいさつ回り(2024年4月)
東京及び近郊の海上自衛隊その他の関係先にあいさつ回りを行い、水交会東京支部の新設と活動予定等について説明するとともに支援・協力・交流等に関し意見交換を行いました。
①4月5日<海上自衛隊 幹部学校>
先方:江川学校長、小牟田副校長、梅澤企画部長、佐藤先任伍長
当方:山本支部会長、福本副会長、小笠原事務局長、本山幹事
②4月5日<防衛装備庁 艦艇装備研究所>
先方:有澤所長、花田海上試験室長
当方:山本支部会長、福本副会長、小笠原事務局長、本山幹事
③4月8日<海上自衛隊 横須賀地方総監部>
先方:伊藤総監、金刺幕僚長、塚越管理部長、百武先任伍長
当方:山本支部会長、柴田幹事長、石田幹事
百武先任伍長 塚越管理部長 伊藤総監 金刺幕僚長 柴田幹事長 山本会長
金刺幕僚長、柴田幹事長、伊藤総監、山本会長、石田幹事
④4月9日<海上自衛隊 補給本部>
先方:大町本部長、菅谷副本部長、堀総務部長、橋本先任伍長
当方:山本支部会長、小笠原事務局長、柴田幹事長、三宅幹事
菅谷副本部長 大町本部長
橋本先任伍長 小笠原事務局長
⑤ 4月9日<防衛装備庁 装備官(海上担当)>
先方:今吉装備官、吉田副官
当方:山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、三宅幹事
今吉装備官
⑥ 4月9日<海上自衛隊 システム通信隊群>
先方:内藤群司令、熊取谷首席幕僚、渡邊先任伍長、原後方班長
当方: 山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、石田幹事
内藤群司令 熊取谷首席幕僚
原後方班長 渡邊先任伍長
⑦ 4月9日<海上幕僚監部 総務部>
先方: 小杉総務部長、水野渉外班長
当方: 山本支部長、宮越副会長、小笠原事務局長、柴田幹事長
⑧ 4月10日<海上自衛隊 東京音楽隊>
先方: 植田隊長
当方: 山本支部長、福本副会長、宮越副会長
⑨ 4月10日<自衛隊 東京地方協力本部>
先方: 横田本部長
当方: 山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、三宅幹事
⑩ 4月15日<海上自衛隊 東京業務隊>
先方: 森隊司令、松竹副長、牧先任伍長、塚腰曹長
当方: 山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、石田幹事
松竹副長 森隊司令
塚腰曹長 牧先任伍長
⑪ 4月17日<自衛隊 中央病院>
先方: 小川副院長
当方: 山本支部会長、柴田幹事長、本山幹事
⑫ 4月22日<在京トルコ大使館>
先方:トュルクカン駐在武官、間嶋武官室秘書、オズルック書記官
当方:山本会長、福本副会長、柴田幹事長、石田幹事
間嶋秘書、トュルクカン武官、オズルック書記官、山本会長、福本副会長、柴田幹事長
福本副会長 トュルクカン武官、オズルック書記官、間嶋秘書
⑬ 4月23日<日本防衛装備工業会>
先方:福田事務局長、坊古居業務部長、木下業務部長
当方:山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、石田幹事
⑭ 4月23日<海上自衛隊 警務隊本部>
先方:宮原司令、霜田3尉
当方:山本支部長、小笠原事務局長、柴田幹事長、石田幹事
宮原隊司令
(以上)
東京支部行事 英海軍OPV(哨戒艦)SPEY見学
2024年4月22日
今日は、あいにくの雨と風でしたが、東京水交会会員8名で、4月15日に海上自衛隊横須賀基地に寄港した英海軍のリバー級哨戒艦スペイ(HMS SPEY)を見学しました。神奈川新聞によると、昨年10月に発効した日英円滑化協定後、英艦の日本寄港は初めてとのこと。
2021年就役のスペイは、全長約90・4メートル、全幅約13・5メートル、排水量約2,000トン、乗員約40人。(Wikipedia:35~45)姉妹艦のティマーとともに約5年間の任期で、インド太平洋地域に派遣されている。横須賀寄港は22年11月以来2度目。
27日まで横須賀に滞在し、出港後に海自と共同訓練を予定している。歓迎式典で英国のジュリア・ロングボトム駐日大使は江戸時代初期、徳川家康に仕え、横須賀を領地とした英国人三浦按針(ウィリアム・アダムス)に触れ、「按針には英国と日本が共同訓練を実施する時代が来るなどと想像できただろうか」と流ちょうな日本語で述べ、両国の関係強化を訴えた。(神奈川新聞)
東京水交会の見学者は、舷門で艦長の出迎えを受け、後甲板で歓迎のあいさつをいただきました。2021年9月に姉妹艦HMS Tamarとともにポーツマスを出港し、5年間のインド太平洋地域での任務に就きました。艦は修理等を含めて5年間この地域に配備され、様々な任務を果たすそうです。
外務省HPによると、「国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対して、英国海軍哨戒艦「スペイ」が、3月下旬から4月中旬までの間、東シナ海を含む我が国周辺海域において、英国海軍として2018年以降11度目となる艦艇による警戒監視活動を行いました。」 と紹介されています。
乗組員は、3か月勤務、1か月帰国の割合でローテーションしているとのこと。艦内見学では、機関銃、防火防水器材、艦橋等の説明を受けました。応急器材は機能的、合理的なものに思われます。通常航海中の艦橋勤務者は2名(機械と操舵)と聞き、これまたびっくりでした。
HMS Spey in Pearl Harbour, Hawaii, December 2021(英国防省HP)
艦長を囲んで集合写真
応急器材の説明
旗甲板
艦橋で航海長から説明(CICはないとのこと)
SPEY艦長からいただいた盾を手に山本会長、左は国防武官
約1時間であったが、充実した時間であった。実は、英海軍のアウトソーシングについて、海自は参考にするべき点が多く、例えば船は民間の会社が所有し、海軍はリース契約で運用しているようです。後方支援も民間会社が受注して、維持整備、燃料の調達等をまとめて契約していると聞いています。
(長谷川幹事 記)
山本東京支部会長あいさつ
2024年4月6日
水交会東京支部会員 各位
東京水交会会長からご挨拶を申し上げます。
各地から桜の満開が伝えられ、春爛漫の季節を迎えました。皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
本来であれば、書面でご挨拶を申し上げるところですが、メールで失礼いたします。
この度、水交会東京支部長(東京水交会会長)を拝命した山本高英(幹候28期)と申します。会長という身に余る大役ではございますが、就任にあたりご報告旁々ご挨拶申し上げます。
去る3月3日、水交会において設立総会を開催し、会則の制定、役員の指名と令和6年度の活動計画及び予算案の承認をいただき、東京支部を立ち上げることができました。会員総数は3月25日現在で220名となりました。
水交会は明治9年に帝國海軍の将校クラブとして設立された水交社の流れを汲む財団法人として昭和29年に設立され、その後海上自衛隊退職者の任意団体である桜美会と合同いたしました。
平成23年には公益財団法人となり広く一般の方にも門戸を広げ今日に至っております。
このように、水交会の源流は水交社にあり、これからも海軍の伝統を大切にし、後世にも引き継いで行かなければいけないと考えております。
これから会員の皆様とともに、文化の中心である東京という立地を活かし、楽しい東京水交会を作り上げて参りたいと考えております。
ネット配信等を活用し、ご自宅からも参加できるような仕組みも考えて参りますので、是非ともご参加いただくようお願い致します。
また、役員一同不慣れなこと故、何かと不手際等があるかと思いますが、お気づきの点、ご要望、ご意見がありましたら、下記の連絡先まで遠慮なくお申し出ください。
最後に皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
令和6年4月6日
東京水交会会長 山本高英
連絡先: tokyosuikoukai@ymail.ne.jp
東京支部設立記念行事を開催
2024年3月3日
令和6年3月3日(日)原宿の水交会本部(ピーターハウス)において、第1回東京水交会総会(設立総会)が開催され、東京支部会員39名の出席者に加え、128名から書面またはメールで賛同もしくは、議長一任の意思表示を得て、第1号議案:東京水交会会則(案)、第2号議案:役員の選定及び所掌業務の指定(案)、第3号議案:令和6年度東京水交会活動計画及び収支予算書案について、いずれも承認されました。(※3月3日時点の東京支部会員数207名、3月31日時点で個人会員221名、法人1社)
次いで、河野理事長から山本東京支部会長に委嘱状が手交され、正式に山本会長の下で東京水交会が動き始めました。
河野理事長から山本会員に東京支部会長を委嘱
初代東京支部会長 山本高英(幹候28期)
続いて河野理事長を講師に迎えて記念講演が行われ、統幕議長として仕えた安倍総理との硫黄島視察時の胸を揺さぶられたエピソードや現在のウクライナ戦争とガザ地区での戦闘がリンクしていると思われること等を熱心に語られ、東京水交会の最初の防衛講話に相応しい中身の濃い講演となりました。
河野元統幕長講演「今後の日本の安全保障と日米同盟」
行事の最後は、東京支部設立祝賀懇親会で、河野理事長、小座間海上自衛隊補給本部長から祝辞をいただき、吉川顧問の乾杯で懇談に移行、参加者一同和やかに東京水交会の誕生を祝うとともに知恵を絞り、力を合わせて大きく育てることを誓い合いました。
補給本部長 小座間海将から祝辞
乾杯 吉川顧問
あっという間に時間が流れ、福本副会長の三本締めでお開きとなりましたが、参加者は今後の東京水交会の活動に大きな期待を抱いて帰路に着いたことと思われます。
福本副会長 締めのあいさつ