令和5年8月15日(全国戦歿者慰霊大祭、戦歿者追悼中央国民集会等)
○ 09:00~09:40 第48回全国戦没者慰霊大祭
台風7号の影響により、雲が多く湿気を多く含んだ蒸し暑い空気の中、靖國神社において、英霊にこたえる会主催の第48回全国戦歿者慰霊大祭が斎行され、村川水交会専務理事と事務局長が参列しました。
祭事に先立ち、参集殿において、山口宮司から今年は昨年に比し参拝者が多いこと、そして特に若い方の参拝が増えているとのが説明がありました。
拝殿において、国歌斉唱・修祓・献饌の後、明治維新から大東亜戦争までの英霊に対して祝詞が奏上され、続いて英霊にこたえる会の古庄幸一会長が祭文を奏上、その後、本殿に移動し代表者が玉串を奉奠し滞りなく祭事を終了しました。
祭文では、靖國神社に鎮座する246万6千余の英霊に対し、4年ぶりに通常の態勢で開催できることを述べた後、ロシアによるウクライナ侵攻を国際社会とともに強く非難するとともに、我が国周辺の国の不穏な動きに言及しました。そのためにも、憲法改正が最優先であることが強調されました。そして、英霊にこたえる会が目標に挙げている「靖國神社への天皇陛下御親拝の再開」、そのための「総理、閣僚の参拝の定着化」を訴えました。
靖國神社拝殿
○ 10:30~12:30 第37回戦歿者追悼中央国民集会(英霊にこたえる会・日本会議主催) 靖國会館
1 国歌斉唱に続き靖国神社拝礼、終戦の詔書拝聴のあと主催者代表が挨拶。
① 日本会議副議長 小堀 桂一郎
昭和天皇の詔書を聞いたのは自分が小学校6年生の時だった。それから78年が経過している。終戦の78年前は慶應3年で大政奉還が行われた年である。それだけ、長い年月が経過している。
東京裁判は屈辱であった。しかし、この78年間は無駄ではなかった。
これからは、大東亜戦争の真実を明らかにしていくことが重要である。歴史の修正要求をしなければならない。
70年談話は失敗であった。この失敗を覆すのは戦後100年が勝負である。
② 英霊にこたえる会会長 古庄 幸一
昭和21年生まれの戦後世代である。日本会議と英霊にこたえる会共催の会に多くの方が参列して頂き、お礼を申し上げます。
現在、日本は大変な状況に置かれている。日本人はこれをどう考えているのであろうか。
メルカトルの世界地図が日本人の世界観をダメにしている。地球儀で見る必要がある。中国は、各海域に権限を広げようとしている。この中で、世界の物流は年間110億トンである。日本はその1割の11億トン輸入している。これを日単位とすると、260万トンが毎日どこかの港に入っている。これがないと日本は生活ができない。
憲法を変える必要がある。
護衛艦が海外に行くと国立墓地に献花する。しかしながら、諸外国の艦艇は日本に入港しても靖国神社には献花しない。これも変える必要がある。
2 各界代表の提言
① 参議院議員 衛藤 晟一
これから憲法を変える。
日本は大きく変えられる時期が来ている。これが英霊に報いることになる。
日本はもう一度再生しなければならない。
外交の見直し、防衛の見直し、科学技術の見直し。そして、来年の春には憲法を改正することを誓う。
② 明治学院大学名誉教授 樋口 隆一
第2次世界大戦の直前、ナチス・ドイツから迫害を受けていた約2万人のユダヤ難民を救い、旧ソ連の北海道侵攻を防いだ陸軍中将の樋口季一郎(明治21年―昭和45年)の孫にあたる樋口隆一氏が、祖父の活動を紹介した。祖父が窮していた時に、ユダヤ人が訪問してきて会社の顧問就任を依頼してきた。そのユダヤ人は助けた若者の一人だった。
③ ジャーナリスト 井上 和彦
東日本大震災の時には、被災状況の報道がほとんどで、自衛隊や米軍の活動に関する報道は少なかった。
日本ではこの国を守るために命を落とした者への感謝と顕彰が必要である。
大本営は、戦争中の常識に従い発表している。
日本は日露戦争を戦った35年後には戦艦大和を就役させている。日本には高い技術力があった。さらに大和は6か月前倒しで建造されている。日本の工程管理は素晴らしかった。
日本人は自らを小ばかにして戦前の日本を笑ってはいけない。日本国民を称賛すべきである。
軍人は戦いを怖いなどとは考えていなかった。それよりも戦いに集中していた。そして、俺に任せとけと言って出撃していった。
父親は何も言わずとも理解してくれたが、母親は息子が死んだら悲しむ。だから特攻のパイロットは母親に遺書を残した。女々しいのではない。
日本では精神の復興がなければなければならない。
3 武道館での追悼式に合わせて、戦歿者への黙とう ※追悼式には村川専務理事が参列
4 天皇陛下のお言葉拝聴
5 声明文朗読(大学学生)
憲法改正、総理の靖國神社参拝、天皇の靖國神社ご親拝に向けた国民運動の展開
6「海ゆかば」斉唱
以上で、第37回戦没者追悼中央国民集会は閉会しました。