英霊にこたえる会総会、講演会等

 令和7年4月23日(水)、グランドヒル市ヶ谷において、英霊にこたえる会の第51回総会が開催されました。総会に先立ちまして慰霊顕彰事業で貢献の有りました方々が表彰されました。

 水交会からは慰霊顕彰・援護委員会の委員として、海上自衛隊退職後の平成29年から令和69月に病没されるまでの約7年間、活動された淵之上英寿氏が表彰されました。また、同氏は令和2922日(火)から107日(火)の間、一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会が主催する令和2年度硫黄島戦没者遺骨収集派遣に参加され、19柱の収容に貢献されました。当日は、淵之上桂子夫人が代理で表彰状を受け取られました。

 下の写真に有りますとおり、古庄幸一会長から授与されました。

 当日は、鍜治雅和慰霊顕彰委員会委員長に加え、同期から田中亮二氏と小笠原正典氏も立ち会いました。

 総会に引き続き、英霊にこたえる会副会長の岩田清文元陸上幕僚長による講話が行われました。

 演題は「激変する国際情勢と我が国の防衛」でした。同氏は戦後80年世界秩序崩壊の始まりとして、ウクライナ戦争による世界の対立激化とトランプ2.0による世界の変化を取り上げました。引き続いて、台湾有事がどのような日本有事になるのかについて、中台紛争の生起の可能性と中国の台湾進攻準備の状況、そして台湾有事が日本有事であることが説明されました。それらを踏まえて、今後日本が強化すべき方向について説明がありました。

 1時間を超える講話でしたが、聴衆は引き込まれるように聞き入っていました。

 講話に引き続き、懇親会が行われました。

 懇親会の開始にあたり、古庄会長がご挨拶されました。