定例講演会

定例講演会の動画配信のお知らせ

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第540回 定例講演会

 日 時:令和5年12月14日(木)15:00~16:30
 場 所:水交会ピーターハウス(東京都渋谷区神宮町1丁目5番3号)
 演 題:「米中対立は固定化をしたのか」
 講 師:笹川平和財団安全保障研究グループ上席フェロー
      小原 凡司 氏

    

(講師コメント)
 米中間の戦略的競争が国際秩序を規定しようとする状況下、中国は米国を排除して自らが望む国際秩序を形成するため、経済力等を梃子にして自らに有利なナラティブを各国、特に新興国・開発途上国に拡散しようとし、米国が同盟国とともに法に基づく国際秩序を維持するために巻き返しを図っています。
 中国は、米国を排除して自らが主導する国際秩序を形成するためには軍事力が必須であると考えており、軍備増強を加速し、米国および同盟国が懸念を高める結果となっています。
 欧州や中東の軍事衝突が台湾に波及するのではないかとの懸念が示される中、中国の軍事力増強の影響についてお話しします。

(講師略歴)
 1985年 防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊
 1998年 筑波大学大学院(地域研究研究科)修了(修士)
 2009年 第21航空隊司令
 2003年~2006年 駐中国日本国大使館防衛駐在官(海軍武官)
 2006年 防衛省海上幕僚監部情報班長
 2016年 9月 東京財団政策研究調整ディレクター
 2017年 6月 笹川平和財団上席研究員を経て、2023年4月から現職
  研究分野は、中国の安全保障政策、米中関係、日米同盟、日本の安全保障政策。 

(著 書)
 単書:『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社、2014年11月)等
 共著:『アフター・シャープパワー-米中新冷戦の幕開け』(東洋経済出版社、2019年12月)
    『台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する』(ミネルヴァ書房、2022年1月)
    『ウクライナ戦争と激変する国際秩序』(並木書房、2022年11月)等

申し込み要領:
 聴講を希望される方は、12月13日(水)午前中までにお申し込みください。
お申込みはこちらから。
 なお、メールでのお申込みも可能です。(下記参照)
*当日、賛助会費500円をお支払いいただきます。
*個人情報は厳重に管理し、本講演会以外の目的では使用いたしません。

(メールによる申し込み方法)
 E-mailアドレス: kouhou@suikoukai-jp.com
 メールの件名を「第540回定例講演会申込」としてください。
 お申し込みの際には、以下の情報をお願いいたします。
  1.氏名
  2.ふりがな
  3.所属組織(会社名・役職、自営業、無職など)
  4.ご連絡先(メールアドレス)
  5.ご連絡先(電話番号)
  6.水交会会員の方は会員番号
*定例講演会が変更・中止される場合にご連絡を差し上げる必要があるため、連絡先を必ず記載してください。